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「やらない理由」を超えた先にしか、歩ける未来はない

昨日、ご利用者様がお家に帰られた際、
「家の階段が登れなくなっていました…」
とお話しされました。

1年前までは外を一緒に歩く練習もしていました。
しかし最近は、歩行器からシルバーカーに切り替わり、
“体を使わずに済む生活” が増えた結果、動く量が大きく減ってしまったのです。

外に誘っても、
「行かない」「やらない」
と必ずNOが返ってきます。

その積み重ねが、
“階段を登れない” という現実につながってしまいました。



■ 気づいたからといって、人はすぐに変われない

ご本人も昨日、久しぶりに自宅に帰ったことで
「自分の足で階段が登れない」
という現実を目の当たりにして、ハッとされた様子でした。

しかし、気づいたからといって、
これまでの習慣がすぐ変わるかというと、そうはいきません。

人間は、やらない理由を探す天才です。
「今日はご飯だから…」
「疲れているから…」
こうした言い訳は、誰にでもあります。

でも、やらない選択は、そのまま身体機能の低下につながるのです。



■ “できるサポート” をこちらがつくること

昨日、たまたまお部屋にノルディックウォーク用の杖が2本あったため、
「2〜3分だけ一緒に歩いてみましょう」と声をかけました。

最初は強く拒否されたのですが、
杖を使ってほんの少し歩くだけでも、
終わった後には、

「歩けたわ。よかった。」

と笑顔でおっしゃっていました。

小さな一歩でも、
「できた」という感覚は身体だけでなく心にも灯をともします。



■ 落ちていくのは一瞬。

回復は“一歩”から。
歩かない理由を優しく遮り、
今できることを一緒に積み重ねることが、未来の歩行を守ります。

私はこれからも、
ご利用者様が “もう一度、自分の足で歩ける未来” を取り戻せるよう、
そっと背中を押し続けたいと思います。

歩行改善コンサルタント
竹下 晃
(訪問リハビリマッサージ エンゲルハント)

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