blog
「命を使い切る姿に、教えられた日」
昨日、利用者さまの娘さんから一本の電話がありました。
「母が亡くなりました」
突然、胸の奥が冷たくなるような感覚がありました。
同時に、あの方の表情、手の温度、空気感が一気によみがえりました。
少しずつ静かに変わっていく時間
体調が不安定になることは、これまでもありました。
普段なら落ち着くはずの変化が落ち着かない。
そうして救急搬送となり、厳しい状態だったと聞きました。
戻ってきたあと、目が開かなくなり、力が抜け、
こちらが触れても反応が薄い。
“回復してほしい”という願いと、“現実”の間で、心が揺れました。
期待してしまう。
「1週間で、また戻るかもしれない」
そう願いながらも、時間は静かに進み、結果として最期を迎えられました。
それでも、あの方は「生き切った」と感じた理由
不思議なのですが、亡くなられたと聞いたあと、
一番強く残った感情は「残念」だけではありませんでした。
「この方は、命を使い切った」
そう感じたのです。
言葉はなく、意欲もなく、でも
最後まで“生きる”を手放さなかった。
誰かに見せるためではなく、淡々と。
そして、その背景にはご家族の力がありました。
支えることは、体力も気力も必要です。
それでも、そばにいる。見守る。支える。
その積み重ねが、あの方の「人としての時間」を守っていたと、私は思います。
支える側の私が、学ばせていただいたこと
私は日々、「歩く」「動く」「できる」を増やす支援をしています。
けれど現場では、結果だけがすべてではありません。
・その人がその人としていられること
・家族の時間が守られること
・今日を穏やかに終えられること
こうした“生きる質”を支えることも、同じくらい大切だと、改めて教わりました。
医療の選択について
医療には、病気や状態、年齢、体力、目的によって、選択肢も意味合いも変わります。
外から簡単に「これが良い・悪い」と言えるものではありません。
だからこそ、治療方針は必ず主治医の先生と相談し、ご本人とご家族の意思を中心に決めていくものだと思っています。
その上で、現場にいる一人として、
“命の時間”の重みを目の当たりにした日の記録として、今日は残します。
最後に
関わらせていただき、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
そして私自身も、こう思います。
どんな形であれ、自分の命を使い切りたい。
目の前の一人に、今できる最善を尽くしたい。
「母が亡くなりました」
突然、胸の奥が冷たくなるような感覚がありました。
同時に、あの方の表情、手の温度、空気感が一気によみがえりました。
少しずつ静かに変わっていく時間
体調が不安定になることは、これまでもありました。
普段なら落ち着くはずの変化が落ち着かない。
そうして救急搬送となり、厳しい状態だったと聞きました。
戻ってきたあと、目が開かなくなり、力が抜け、
こちらが触れても反応が薄い。
“回復してほしい”という願いと、“現実”の間で、心が揺れました。
期待してしまう。
「1週間で、また戻るかもしれない」
そう願いながらも、時間は静かに進み、結果として最期を迎えられました。
それでも、あの方は「生き切った」と感じた理由
不思議なのですが、亡くなられたと聞いたあと、
一番強く残った感情は「残念」だけではありませんでした。
「この方は、命を使い切った」
そう感じたのです。
言葉はなく、意欲もなく、でも
最後まで“生きる”を手放さなかった。
誰かに見せるためではなく、淡々と。
そして、その背景にはご家族の力がありました。
支えることは、体力も気力も必要です。
それでも、そばにいる。見守る。支える。
その積み重ねが、あの方の「人としての時間」を守っていたと、私は思います。
支える側の私が、学ばせていただいたこと
私は日々、「歩く」「動く」「できる」を増やす支援をしています。
けれど現場では、結果だけがすべてではありません。
・その人がその人としていられること
・家族の時間が守られること
・今日を穏やかに終えられること
こうした“生きる質”を支えることも、同じくらい大切だと、改めて教わりました。
医療の選択について
医療には、病気や状態、年齢、体力、目的によって、選択肢も意味合いも変わります。
外から簡単に「これが良い・悪い」と言えるものではありません。
だからこそ、治療方針は必ず主治医の先生と相談し、ご本人とご家族の意思を中心に決めていくものだと思っています。
その上で、現場にいる一人として、
“命の時間”の重みを目の当たりにした日の記録として、今日は残します。
最後に
関わらせていただき、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
そして私自身も、こう思います。
どんな形であれ、自分の命を使い切りたい。
目の前の一人に、今できる最善を尽くしたい。
本日もまた、現場に立たせていただきます。