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「右麻痺の“荷重”は、シンプルに戻すと前に進む」— 歩行とベッド上で再確認した2つの基本

脳出血後の右麻痺の方に関わっていると、結局のところ一番の壁は「麻痺側(右足)に体重が乗り切らない」ことに集約される場面が多いです。

私自身、ここを一点集中で考え続けているのですが、昨日ロング歩行の最中に、改めて“いちばんシンプルな練習”の強さを実感しました。

昨日は、歩行でのシンプルな荷重練習と、仰向け(ベッド上)での荷重づくりの2本立てで、現場の気づきをまとめます。

気づき①:歩行の最短ルートは「右に乗ったまま、左を出す」

右麻痺の方は、一般的に 杖(左手)→右足→左足 の3点歩行になりやすいです。

ただ昨日、私が「これは一番シンプルで効く」と感じたのは、

右足に体重が“乗れた瞬間”を作り、そこから左足を前に出す

という、いわば“静止状態での一歩”でした。

やり方(超シンプル)

  • まずは安全に立位(手すり・見守り・必要なら杖)

  • 右足に体重を乗せる

  • そのまま 左足だけ を前へ一歩(小さくてOK)

  • 戻す
    ※「前に出す」だけでなく、前後へ“行ったり来たり”させるのも有効でした。


なぜ効くのか(体感として)

  • 「歩く」になると、怖さや急ぎで、どうしても麻痺側が抜けます

  • でも“静止で一歩”にすると、荷重の成功体験が作りやすい

  • まず 1秒でも右に乗れた を積み上げられる



気づき②:逆バージョンが“右荷重の入口”になる

その後に試したのが、

杖(左手)→左足を先に出す→その後に麻痺足(右足)

という「逆バージョン」。

左足を先に出すと、一歩目で必ず一瞬、右足に体重が乗る時間が生まれます。

昨日は初めてで慎重でしたが、ここを“怖くない範囲で反復”できると、右荷重の入口が作りやすいと感じました。

気づき③:ベッド上でも「右足荷重」は作れる(ブリッジ)

安全・安心の環境で基本を作るなら、仰向けでのブリッジ(お尻上げ)は相性が良いです。

昨日は 2パターン をやってみて、違いがはっきり出ました。

パターンA(入り口・簡単)

  • 仰向け

  • 左足を私の太ももに乗せる(左脚の参加を減らす)

  • 右膝を曲げ、右足で踏ん張ってお尻を上げる



良い点:とても簡単で「できた」が出やすい

欠点:体重が“乗り切る”までは行きにくい(荷重が浅くなりやすい)

→ ただし、最初の段階では

「1秒でも右足裏に乗った感覚」を掴むのに十分価値があります。

パターンB(基本・きっちり乗る)

  • 仰向け

  • 左足は床に置いたまま“伸ばす”

  • 右膝を曲げ、右足でお尻を上げる


良い点:右足裏に“グッ”と体重が乗りやすい

欠点:やる側は少し大変(でも、その分“乗る”)

昨日の発見としては、このBが「基本の軸」になりそうだ、ということ。

ただ、A→Bと段階を踏むことで、無理なく成功体験につなげられます。

コツ(共通)

  • 目標は「大きく」より “確実に1回”

  • 合言葉は
    「右足裏で床を感じる」→「1秒キープ」

  • 恐怖心が出ると荷重は抜けやすいので、**環境(手すり・見守り・杖)**を最優先



まとめ

昨日の結論はとてもシンプルでした。

  • 立位では 「右に乗ったまま左を出す」 が最短で分かりやすい

  • 歩行では 逆バージョン が“一瞬の右荷重”を作りやすい


  • ベッド上では ブリッジで右足荷重が作れる


    • 入り口(簡単)→ 基本(きっちり)へ段階づけ





“シンプルに戻す”と、現場は前に進みます。

また経過の中で、変化が出たポイントを共有していきます。

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