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「仰向けがラク」でも、体は緊張しているかもしれません

昨日、歩行が困難な方お二人のベッド環境を見て、共通点がありました。

それは、ギャッジアップを高くして、大きな枕+補助枕で仰向けになっていることです。

本人にとっては「この姿勢が一番ラク」と感じやすい。

実際、私自身も学生の頃に同じ寝方をしていました。

心はラクになります。

ところが、体の反応は別で、ここが落とし穴になりやすいと感じています。

仰向けギャッジ+枕が続くと起きやすいこと

仰向けで上体が起きた姿勢が続くと、背中側(脊柱起立筋や肩甲骨周囲など)に

**“持続的な緊張”**が入りやすくなります。

その結果として、現場では次のような変化が起こりやすいです。

  • 猫背(円背)が抜けにくい

  • 首・肩・背中のこわばりが残りやすい

  • 胸郭が動きにくく、呼吸が浅くなりやすい

  • 寝返りが減って、体が固まりやすい(さらに動かなくなる)


「ラクだからこの姿勢」→「固まる」→「ますます動けない」

このループに入る方が少なくありません。

私がまずおすすめするのは「横向き」

麻痺など特別な理由がない方には、私は基本的に

横向きから寝てもらうよう声かけしています。

横向きには、

  • 背中の持続緊張が抜けやすい

  • 体が“丸まりっぱなし”になりにくい

  • 寝返りのきっかけが作りやすい
    といったメリットがあります。


大事なのは「理想」より「一歩目」

ただ、現場では「体を動かすこと自体」が難しい方も多い。

だから私は、こう伝えています。

1秒でもいいから、横向きで寝てみてください。

できるところから、少しずつ。

“できた”を積み重ねる方が、体は変わります。

寝方は「明日の動き」を作る

寝方は、休むためだけではなく、

明日の起き上がり・立ち上がり・歩きやすさに直結します。

「ラクさ」と「動きやすさ」が両立する寝方を、

その方の状態に合わせて一緒に探していきます。

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