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手がダメなら、お尻から。麻痺の方の「四つん這い」練習で教わったこと

おはようございます。訪問リハビリマッサージの現場では、こちらが「正しい」と思っている手順が、目の前の方にとっては最適ではないことがよく起こります。

昨日の施術でも、そんな“思い込みが外れる瞬間”がありました。

四つん這いの手前で「手の位置」を変えたら…

麻痺のある方の四つん這い動作を目標に、まずは四つん這いの“手前”の段階で練習をしていました。

その際、私は 「手の位置を変えてみましょう」 とお伝えしました。

麻痺のある方は、四つん這いになる場面で 手に力が入りすぎる ことがあります。

力が入ることで、逆に手が“使えない状態”になってしまい、動きが止まってしまうことも少なくありません。

ところが昨日は、手の位置を調整した瞬間、手がうまく働かない代わりに、なんと お尻の位置を上手に変えて 動作を作り始めたのです。

「手を整える」より「お尻が動く」ことが突破口になることもある

私たち健常者は、四つん這い=「手の位置が大事」と自然に考えます。もちろんそれは大切です。

でも、目の前の方にとっては、まず手より先に お尻が動けること が“突破口”になる場合がある。

今回、その方は四つん這い動作としてはまだ完璧ではありませんでしたが、7〜8割ほどお尻を上げる ところまで進みました。

これは本人にとっても、次に進むための大きな成功体験になります。

現場は、気づきの連続

「できないところを頑張らせる」のではなく、

できるところから道を作り、動きのルートをつなげていく。

その大切さを、昨日は利用者さまから教わった気がします。

これからも少しずつ、四つん這いに近づけるようにサポートしていきます。

一歩ずつでも、確実に。希望の一歩を積み重ねていきます。

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