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「歩けない」の正体が、“フットプレート上の持続的緊張”だった話


  1. 脳梗塞後遺症で右麻痺の方を見ていて、ここ2〜3日で大きな気づきがありました。


それは「歩けない理由」が、単純に麻痺や筋力の問題だけではなかった、ということ。

その方は普段、車椅子で右足をフットプレート(足置き)に置いて過ごす時間が長い。

一見、よくある日常の姿です。

でもよく観察すると、足を置いている側に

**ずっと抜けない“持続的な緊張”**が入っていました。

緊張があると、なぜ歩けないのか?

結論から言うと、人の身体はとても正直で、

緊張している部位には体重を乗せられません。

持続的に緊張していると…

  1. 足裏で床(または支持面)を感じにくい

  2. “怖さ”や不安が増えて、さらに緊張が増える

  3. 荷重が逃げる(反対側や背中側に逃げる)

  4. 立ち上がりで前に運べない

  5. 一歩目が出ない/膝が固まる/足が浮く


つまり「歩く練習を頑張る」以前に、

荷重できる状態(=安心して乗れる身体)を作ることが先だったんです。

私が見落としがちだったポイント

「車椅子の足置きに乗せる」という“当たり前”が、

その方にとっては 緊張を固定する環境 になっていた。

  • 足首が少し底屈位で固まりやすい

  • 足裏の接地感が偏る

  • 逃げ場がなく、緊張が“居座る”


この状態だと、立とうとしても「足に乗れない」。

乗れないから「歩けない」。

筋力があっても、意欲があっても、身体がストップをかけてしまう。

現場でのヒント(介助・環境で変わることがある)

※その方の状態・施設方針に合わせて調整が必要です。

  • フットプレートの“置きっぱなし”時間を見直す(休ませる時間を作る)

  • 足首が強く固まるなら、角度や足底の当たりを調整

  • 立つ前に、呼吸・肩の力・骨盤の位置を整えて「安心」を作る

  • “踏め”ではなく、「乗れる」「預けられる」感覚から入る

  • まずは短い時間で「乗れた」を積む


さいごに

歩けない理由は、いつも「麻痺」や「筋力」だけではありません。

むしろ、“緊張”や“怖さ”や“環境”が、歩行を止めていることがある。

今回の気づきは、

「まだできることがある」という希望そのものでもありました。

歩くことで人生が動き出す。

今日も、希望の一歩を探していきます。

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