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寝たきりに近い方の“希望”と“現実”の間で


  1. 今日は、寝たきりに近い状態の方を担当しました。


この方は体調の波が大きく、調子が悪い時ほど感情が荒れやすく、強い言葉が出てしまうことがあります。

もちろん、背景には「自由がないつらさ」「不安」「痛み」などがあり、そこは理解した上で関わっています。

一方で、今日気になったのは“姿勢”です。

ベッドを高く上げ、大きな枕と小さな枕を重ねることで、かなり上体を起こした状態になっていました。

施設の方に伺うと「本人がもっと上げてほしいと言うため、その希望に合わせている」とのこと。

施設は病院ではないため、医療的な視点で姿勢の影響を説明したり、別の選択肢を提案したりする機会が少ない現実もあります。

その結果、本人の希望を優先した姿勢が、腰への負担を増やし、腰痛につながってしまうこともあります。

また、体の状態によっては、寝返りや起き上がりの瞬間に胸の痛みが出ることもあり、負担の積み重なりが心配になります。

「心はラク」でも、「体はしんどい」。

そのギャップが続くと、あとから不機嫌になったり、つらさが増えたりすることもあります。

その流れを目の前で見ていると、どうしても歯がゆさや悲しさを感じてしまいます。

それでも私が大切にしたいのは、

“説得”ではなく、“納得”に向かう伝え方です。

本人が安心できる言葉で、

今の姿勢が体にどう影響しているか、

別の選択肢があるとしたら何か、

少しずつ共有しながら、本人の中に「選べる感覚」を増やしていく。

現場は簡単ではありません。

でも、少しでもラクに、少しでも良い方向へ。

今日もその可能性を諦めずに向き合いました。

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