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言葉が多いほど動けなくなることがある――脳梗塞後のリハビリで改めて感じたこと

こんにちは。

今日は、脳梗塞による右麻痺と言語障害のあるご利用者様とのリハビリの中で、私自身が改めて深く反省したことを書きたいと思います。

現在、その方には杖を使わずに、麻痺側の足にしっかり体重を乗せ、反対側の足を前に出す練習を行っています。

動きとしてはシンプルに見えますが、実際にはとても繊細で、身体だけでなく脳の整理も必要になる訓練です。

今日はその最後の場面で、私が声かけを複雑にしてしまいました。

本来であれば、一つのことだけを明確に伝えるべきところを、

  • 左足を前に出してください

  • できなかったら右足でもいいですよ

  • どちらでも大丈夫ですよ


というように、複数の情報を一度に伝えてしまったのです。

その結果、ご本人は動き出せなくなり、「無理」という反応になりました。

今振り返ると、これはご本人の問題ではなく、完全にこちらの伝え方の問題だったと感じています。

脳梗塞後の方、とくに麻痺や言語障害がある方にとっては、複数の情報を同時に処理すること自体が負担になることがあります。

そこにさらに「右でもいい」「左でもいい」「どちらでもいい」と選択肢を増やしてしまえば、脳は混乱し、身体も固まりやすくなります。

一方で、普段、車椅子から立ち上がって廊下を歩く時は、細かい指示を出さなくても、自然と麻痺側の足から動き出されています。

その時の方が、むしろ力みが少なく、動きもスムーズです。

この差を見て、改めて思いました。

人は、言われすぎると動けなくなることがある。

シンプルな一言の方が、身体は自然に反応しやすい。

これはリハビリだけではなく、日常のコミュニケーションでも同じかもしれません。

相手のためを思ってたくさん伝えたつもりが、かえって混乱させてしまうことがあります。

私自身も、もし逆の立場なら同じだと思います。

一度に二つも三つも言われたら、

「結局どうしたらいいの?」

と混乱してしまうはずです。

だからこそ、今日の出来事はとても大きな学びでした。

これからは、ひとつの場面では、ひとつだけ伝える。

言葉を減らして、動きやすさを引き出す。

ご本人が安心して身体を任せられるような関わりを、より徹底していきたいと思います。

リハビリは、ただ頑張るものではありません。

頑張らせすぎず、混乱させず、その方が自然に動ける条件を整えることも大切です。

今日もまた、ご利用者様から大切なことを教えていただきました。

本当に感謝です。

歩きにくさ、立ち上がりにくさ、麻痺による動作のしづらさなど、

お身体のことでお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

無料体験も行っております。

「もう無理かもしれない」と思っていた方にも、変化のきっかけが見つかることがあります。

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