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「楽だから大丈夫」とは限らない、車椅子姿勢の見直し
こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントです。
今日は、車椅子の方の足元に置く台について、現場で感じたことを書いてみたいと思います。
ある利用者様の足の下に台が置かれていました。
普段ならそのまま見過ごしていたかもしれませんが、その日はなぜか気になり、
「これは、どうして置いているんですか?」
とお聞きしてみました。
すると返ってきたのは、
「楽なんです」
という言葉でした。
たしかに、足を台に乗せることで、足が軽く感じたり、安心感が出たりすることがあります。
ですので、足元に台を置くこと自体が悪い、ということではありません。
ただ、今回その方の座っている姿勢を外から見たときに、少し気になることがありました。
その方は小柄な方で、足を台に乗せることで、背中が背もたれに強くもたれ込む形になっていたのです。
つまり、足は楽でも、その分、背中や腰には負担がかかっている可能性があるということです。
ご本人は、痛みとしては感じていないかもしれません。
しかし、痛みがないから負担がない、とは限りません。
こういうことは、日常の中でとても多いです。
「楽だからこの姿勢を続ける」
でも実は、その楽さの裏で、体の別の場所が頑張ってしまっていることがあります。
今回お伝えしたかったのは、
楽な姿勢にはメリットがある。
でも、その姿勢にはデメリットもあるかもしれない。
その両方を知った上で選ぶことが大事です。
ということです。
そこで、その利用者様には、
- ずっと両足を台に乗せ続けないこと
- 片足だけ乗せる時間を作ること
- 時々は両足を下ろすこと
などをお伝えしました。
また、その場で
- 足を開く
- 足を閉じる
- 前後の位置を変える
といったことも一緒に試してみて、体の感じ方や姿勢の違いを確認していただきました。
こうした小さな変化でも、体への負担は変わってきます。
特に、腰への負担が続くと、結果として膝にも影響が出てくることがあります。
膝を守るための装具やサポーターが必要になることもありますが、できれば根本の姿勢も見直して、少しでも自然に座れる状態を増やしていきたいところです。
さらに、同じ姿勢が長く続くことで、膝まわりの負担や腫れ、水がたまるようなリスクにつながる場合もあります。
だからこそ、
「今楽かどうか」だけでなく、
「この姿勢を続けた先にどうなるか」
まで見ていくことが大切だと感じています。
人は無意識だと、どうしても楽な方を選びます。
それは自然なことです。
でも、そこに少しだけ意識を向けて、
「これは本当に体にとっても楽なのか?」
「別の場所に負担が移っていないか?」
と考えてみることで、体は大きく変わることがあります。
足元の台ひとつ。
本当に小さなことかもしれません。
でも、その小さなことの積み重ねが、姿勢を変え、動きを変え、毎日の生活を変えていきます。
これからも、こうした日常の中の小さな違和感や気づきを大切にしながら、
少しでもその方に合った身体の使い方を一緒に見つけていきたいと思います。
歩くこと、立つこと、座ること。
そうした毎日の動作の中には、体を楽にするヒントがたくさんあります。
「最近、座っている姿勢が気になる」
「車椅子での姿勢がこれでいいのか不安」
「膝や腰の負担を減らしたい」
そんなお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントでは、
無料体験も行っております。
体は、ちょっとした工夫で変わることがあります。
そして、その変化が希望につながることもあります。
“人生、もう一度、自分の足で歩こう”
その一歩を、心を込めてサポートいたします。