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寝かせ方ひとつで、利用者様の苦痛は変わる 中途半端な横向きの理由に気づいた現場から
こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントです。
今日は、現場であらためて感じた
**「寝かせ方・姿勢づくりの大切さ」**についてお話ししたいと思います。
今回の利用者様は、円背が強く、
腰の痛みがあり、さらに肺がんによる胸の痛みも抱えている方でした。
ベッド上では仰向けで休まれていたのですが、
頭側と足側の両方がギャッチアップされている状態でした。
一見すると、その姿勢は安定しているようにも見えます。
しかし実際には、体がベッドに固定されやすく、
ご本人が自分の力で姿勢を変える自由がかなり少なくなっていました。
以前から気になっていた「中途半端な横向き」
この方は以前から、
完全な横向きではなく、
途中まで体を倒したような中途半端な横向き姿勢をよく取られていました。
私は前から、
「なぜいつもこの姿勢になるのだろう」
と気になっていました。
今回、足側のギャッチアップを下げて、
しばらく様子を観察していたところ、
ご本人が恐る恐る横向きになろうとされました。
そこで見えてきたのは、
仰向けから完全な横向きまで自力で移行できず、途中で止まってしまう
という事実でした。
つまり、その中途半端な横向きは、
ご本人が選んでいた姿勢ではなく、
そこまでしか動けなかった結果の姿勢だったのです。
中途半端な姿勢が負担を生む
体が途中で止まると、
その姿勢を保つために筋肉が緊張します。
その結果、
といった問題が起こりやすくなります。
特に円背が強い方や、
腰痛・胸の痛みを抱えている方にとっては、
わずかな姿勢の違いが大きな苦痛につながることがあります。
仰向けが必ずしも楽とは限らない
一般的には、
「仰向けで寝るのが普通」
と思われることが多いかもしれません。
しかし、利用者様の身体状況によっては、
仰向けが決して楽な姿勢ではないことがあります。
さらに、頭側も足側もギャッチアップされていると、
体幹や骨盤の動きが制限され、
ご本人が自分で逃げ場をつくれなくなってしまいます。
その結果、
苦しくてもそのまま耐えるしかない状態になってしまうことがあります。
大切なのは「最初からその方に合う姿勢をつくること」
今回あらためて感じたのは、
その方にとって無理のない姿勢を最初から整えることの大切さです。
たとえば、仰向けがつらい方であれば、
最初からしっかり横向き姿勢をつくり、
身体を安定させ、筋肉が無駄に緊張しない状態をつくることが重要です。
ただ寝かせるのではなく、
その方が少しでも楽に呼吸できて、少しでも自然に休める姿勢を考えること。
そこに大きな意味があると感じました。
何気ないことほど、丁寧に見ていきたい
現場では、
姿勢や寝かせ方が「いつもの形」で行われていることも少なくありません。
でも、その“いつもの形”が、
本当にその方に合っているとは限りません。
こうしたことを丁寧に見ていくことが、
苦痛の軽減や安心につながるのだと思います。
まとめ
今回の現場を通して感じたのは、
寝かせ方ひとつで、利用者様の体の負担も自由度も大きく変わる
ということでした。
姿勢づくりは地味に見えるかもしれません。
しかしその積み重ねが、
痛みの軽減、呼吸のしやすさ、休息の質につながっていきます。
これからも、
利用者様の身体の声を見逃さず、
「本当にこの姿勢でいいのか」を丁寧に考えながら、
関わっていきたいと思います。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントです。
今日は、現場であらためて感じた
**「寝かせ方・姿勢づくりの大切さ」**についてお話ししたいと思います。
今回の利用者様は、円背が強く、
腰の痛みがあり、さらに肺がんによる胸の痛みも抱えている方でした。
ベッド上では仰向けで休まれていたのですが、
頭側と足側の両方がギャッチアップされている状態でした。
一見すると、その姿勢は安定しているようにも見えます。
しかし実際には、体がベッドに固定されやすく、
ご本人が自分の力で姿勢を変える自由がかなり少なくなっていました。
以前から気になっていた「中途半端な横向き」
この方は以前から、
完全な横向きではなく、
途中まで体を倒したような中途半端な横向き姿勢をよく取られていました。
私は前から、
「なぜいつもこの姿勢になるのだろう」
と気になっていました。
今回、足側のギャッチアップを下げて、
しばらく様子を観察していたところ、
ご本人が恐る恐る横向きになろうとされました。
そこで見えてきたのは、
仰向けから完全な横向きまで自力で移行できず、途中で止まってしまう
という事実でした。
つまり、その中途半端な横向きは、
ご本人が選んでいた姿勢ではなく、
そこまでしか動けなかった結果の姿勢だったのです。
中途半端な姿勢が負担を生む
体が途中で止まると、
その姿勢を保つために筋肉が緊張します。
その結果、
- 腰への負担
- 胸まわりへの負担
- 背中の張り
- 呼吸のしづらさ
- 休まらない寝姿勢
といった問題が起こりやすくなります。
特に円背が強い方や、
腰痛・胸の痛みを抱えている方にとっては、
わずかな姿勢の違いが大きな苦痛につながることがあります。
仰向けが必ずしも楽とは限らない
一般的には、
「仰向けで寝るのが普通」
と思われることが多いかもしれません。
しかし、利用者様の身体状況によっては、
仰向けが決して楽な姿勢ではないことがあります。
さらに、頭側も足側もギャッチアップされていると、
体幹や骨盤の動きが制限され、
ご本人が自分で逃げ場をつくれなくなってしまいます。
その結果、
苦しくてもそのまま耐えるしかない状態になってしまうことがあります。
大切なのは「最初からその方に合う姿勢をつくること」
今回あらためて感じたのは、
その方にとって無理のない姿勢を最初から整えることの大切さです。
たとえば、仰向けがつらい方であれば、
最初からしっかり横向き姿勢をつくり、
身体を安定させ、筋肉が無駄に緊張しない状態をつくることが重要です。
ただ寝かせるのではなく、
その方が少しでも楽に呼吸できて、少しでも自然に休める姿勢を考えること。
そこに大きな意味があると感じました。
何気ないことほど、丁寧に見ていきたい
現場では、
姿勢や寝かせ方が「いつもの形」で行われていることも少なくありません。
でも、その“いつもの形”が、
本当にその方に合っているとは限りません。
- その姿勢は楽なのか
- 自分で動ける余地があるのか
- 無駄な緊張を生んでいないか
- 痛みを強めていないか
こうしたことを丁寧に見ていくことが、
苦痛の軽減や安心につながるのだと思います。
まとめ
今回の現場を通して感じたのは、
寝かせ方ひとつで、利用者様の体の負担も自由度も大きく変わる
ということでした。
姿勢づくりは地味に見えるかもしれません。
しかしその積み重ねが、
痛みの軽減、呼吸のしやすさ、休息の質につながっていきます。
これからも、
利用者様の身体の声を見逃さず、
「本当にこの姿勢でいいのか」を丁寧に考えながら、
関わっていきたいと思います。