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現場で感じた違和感から見えた、人それぞれの“リハビリへの向き合い方”


  1. こんにちは。


訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は、初めて関わらせていただいた利用者様とのやり取りの中で、改めて考えさせられたことを書きたいと思います。

今回のご依頼は、ケアマネジャーさんから

「歩行が不安定なので、見てほしい」

ということでいただいたものでした。

私は普段、歩行改善や動作の向上に力を入れて関わっているので、今回もまずはご本人の状態やお気持ちを確認しながら進めていこうと思っていました。

ところが、訪問して最初に言われたのが、

「テレビをつけて」

という一言でした。

もちろん、そのこと自体が悪いわけではありません。

テレビがついているほうが落ち着く方もいますし、生活の一部として自然なことでもあると思います。

実際、その場では普通に対応しました。

ただ、私の中には少し驚きがありました。

なぜなら、私がこれまで出会ってきた“歩きたい”“少しでも身体を変えたい”という想いの強い方ほど、施術や訓練の時間に意識が向きやすく、その時間を大事にされることが多かったからです。

今回の場面では、その空気感が少し違って見えました。

さらにお話を伺う中で、その方はもともと現場仕事をされていた方で、現在は透析も受けながら生活されているとのことでした。

日々の暮らしの中で、ご本人なりのリズムや価値観ができあがっているのだと思います。

そう考えると、私が感じた違和感は、相手がどうこうというよりも、

「自分がどんな思いでこの仕事をしているか」

が強いからこそ生まれたものなのだと気づきました。

私はやはり、

ただ時間を過ごすための関わりではなく、

少しでも身体が変わること、

少しでも動けるようになること、

そしてその先に、本人の生活や希望が広がることを大切にしたいと思っています。

もちろん、利用者様の中には

「歩けるようになりたい」

という強い思いの方ばかりではありません。

「痛みを軽くしたい」

「少し楽になりたい」

「気持ちよく過ごしたい」

そうしたニーズも、もちろん大切です。

だからこそ支援者として大事なのは、

こちらの理想を押しつけることではなく、

その方が今、何を求めているのかを見極めること

なのだと思います。

そのうえで私は、もしその方の中に少しでも

「本当は歩きたい」

「もう少し動けるようになりたい」

という気持ちがあるなら、そこを丁寧に引き出して、応援したい。

それが自分の役割だと感じています。

現場には、本当にいろいろな方がいます。

考え方も、人生も、身体との向き合い方も違います。

でも、そうした違いに触れるたびに、

私はどんな人を支えたいのか、

何のためにこの仕事をしているのか、

その原点を改めて確認することができます。

“ただ受ける”だけで終わるのではなく、

“人生がもう一度動き出すきっかけ”になるような関わりを、これからも大切にしていきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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