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めまい感のある96歳女性の施術で感じたこと 〜起き上がり前の上半身調整の大切さ〜

本日は、96歳の女性ご利用者様への施術を通して、改めて大切だと感じたことがありました。

この方は、起き上がってベッドに腰掛けた瞬間に、めまい感が出てしまい、ふらつくことがこれまでありました。

高齢の方の場合、単純に年齢だけの問題ではなく、運動量の低下、筋肉の硬さ、姿勢の崩れ、体力低下など、いろいろな要素が重なって、起き上がり後の不安定さにつながることがあります。

今回の施術では、最初から「めまいを出さないこと」を意識して関わりました。

私は基本的に横向きから施術に入ることが多いのですが、今日は特に上半身、とくに肩甲骨まわりや胸郭まわりの緊張を意識して整えました。

実際、仰向けの場面でも肩甲骨周囲はかなり硬くなっており、上半身の緊張が強い状態でした。

こうした上半身の硬さがあると、起き上がりや座位の場面で身体がうまくバランスを取れず、めまい感やふらつきにつながることがあります。

そのため、今日は無理に動かすのではなく、まずは身体が安心して起き上がれる土台をつくることを大切にしました。

施術後に起き上がりを確認したところ、今日はベッドに腰掛けてもふらつきは見られず、ご本人も「大丈夫です」と話されていました。

転倒もなく、安定して座位を取ることができたため、私自身もとても安心しました。

この場面を通して改めて感じたのは、

高齢のご利用者様にとって大切なのは、ただ筋肉を動かすことではなく、安心して身体を起こせる状態を先につくること

だということです。

特に、めまい感やふらつきがある方ほど、下肢だけでなく上半身の緊張や姿勢の影響を丁寧に見ていく必要があります。

肩甲骨まわりや胸郭、首・背中の状態が変わることで、起き上がりや座位の安定感が変わることも少なくありません。

今日は、めまいを出さずに座れたことが大きな一歩でした。

こうした小さな成功体験を一つずつ積み重ねながら、ご利用者様が少しでも安心して日常を過ごせるよう、これからも丁寧に関わっていきたいと思います。

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