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頭が下がる姿勢が、体の不調につながることもある

こんにちは。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は、あるご利用者様との関わりの中で改めて感じた、「頭の位置」と身体の不調の関係 について書きたいと思います。

もともとは「歩かせてほしい」というご相談でした

このご利用者様は、もともとケアマネジャー様から

「歩けるようにしてほしい」

というご相談で関わらせていただいた方です。

施設では安全面を優先して、普段は車椅子で移動されており、奥様が押しておられます。

ただ、実際に身体の状態を見させていただくと、身体能力そのものとしては、まだ歩く力を持っておられる方です。

昨日も杖を使って歩行練習をした際に、ご本人がふと

「歩けませんかね」

とおっしゃいました。

認知面の波はある方ですが、その一言からも、心の中には「歩きたい」という気持ちが残っていることを感じました。

いつも「今日は調子が悪い」という言葉が出る

この方は、訪問のたびに奥様から

「朝はよかったんですけど、今は調子が悪いんです」

「さっきまではよかったんですけど、今はだめなんです」

というお話が出ることが多くありました。

実際、腰の痛みや食欲の低下、気分の悪さなど、さまざまな不調が見られます。

もちろん、その原因は一つではありません。

年齢や体力、認知面、生活環境、施設での安全管理など、いろいろな要素が重なっていると思います。

ただ、昨日改めて見ていて強く感じたのは、

この方は常に頭が下がっている

ということでした。

頭が下がると、首や背中が緊張しやすい

食事をしている時も、座っている時も、普段から視線が下がり、頭が前に落ちています。

頭が下がる姿勢が続くと、首や肩、背中まわりに余計な緊張が入りやすくなります。

すると身体は休まりにくくなり、呼吸もしづらくなり、全身が常に力んだ状態になりやすくなります。

その状態が続けば、

  • 腰や背中の痛み

  • 気分の悪さ

  • 食欲の低下

  • 動く意欲の低下

  • 何となく調子が悪いという感覚


こういった形で表に出てきても不思議ではありません。

私は昨日、

「もしかしたら、この方のいろいろな不調の背景には、この頭が下がる姿勢がかなり影響しているのではないか」

と感じました。

「天井を見る」「青空を見る」という声かけ

そこでご本人には、

「天井を見るようにしてみてください」

「青空を見るようにしてみてください」

とお伝えしました。

これはとてもシンプルなことですが、実はとても大切なことです。

視線が上がると、頭の位置も変わります。

頭の位置が変わると、首や背中の余計な緊張が少し抜けやすくなります。

すると呼吸もしやすくなり、身体全体の状態が少し変わってきます。

ほんの小さな変化ですが、こうした積み重ねが、その方の体調や動きやすさに影響することがあります。

小さなことが、大きな助けになることがある

リハビリというと、歩行訓練や筋力訓練のような大きなことを想像されるかもしれません。

もちろんそれも大切です。

ですが実際の現場では、

  • 頭の位置

  • 視線

  • 姿勢

  • ちょっとした座り方

  • 少しの力み


こうした一見小さなことが、体調や動作に大きく関わっていることがあります。

特にデリケートな方ほど、その影響を強く受けやすいように感じます。

だからこそ私は、歩行練習だけでなく、その方の普段の姿勢や目線、何気ない身体の使い方も大切に見ています。

少しでも役に立てることを積み重ねたい

すぐに大きく変わることばかりではありません。

それでも、こうした小さな気づきを一つずつ積み重ねることが、ご利用者様の生活を少しずつ支えることにつながると感じています。

「歩ける力があるなら、その可能性をあきらめたくない」

そして、歩くことだけでなく、少しでも楽に過ごせる時間を増やしたい。

そのために、これからも小さなサインを見逃さず、少しでもお役に立てる関わりを続けていきたいと思います。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハント

竹下 晃

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