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歩行訓練で改めて感じた3つの大切なこと 〜「間」「意識」「麻痺側の腕」が歩行を変える〜

こんにちは。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は、脳梗塞による右麻痺のご利用者様との歩行訓練の中で、改めて大切だと感じたことを3つお伝えしたいと思います。

今日のテーマは、


  1. 意識

  2. 麻痺側の腕


この3つです。

一見すると小さなことのようですが、実際の歩行や安全性に大きく関わっていると感じました。

1. 「間」を取ることが歩行を安定させる

このご利用者様は、立ち上がって歩き出す前に、必ず洋服を整える動作をされます。

最初は単なる習慣のようにも見えますが、今日改めて感じたのは、

この時間がとても大事な**“間”**になっているということです。

人は、慌てて動こうとすると体に力が入りやすくなります。

特に歩行に不安がある方や麻痺がある方は、急いで動くことでバランスを崩しやすくなります。

しかし、歩き出す前に一度服を整えることで、

  • 気持ちが落ち着く

  • 動作がリセットされる

  • 力みが抜ける

  • 次の一歩に入りやすくなる


という流れが生まれます。

つまり、この「間」があることで、歩行が自然に安定しやすくなるのです。

転倒予防という意味でも、こうした小さな習慣には大きな意味があると感じました。

2. 「意識」があるかどうかで動きは変わる

次に感じたのは、意識の大切さです。

この方は右麻痺があるため、訓練の中では

「右側に体重を乗せること」

を大切にしています。

もちろん、こちらが声をかけることも必要です。

ですが、それ以上に大切なのは、ご本人が

「今、自分は何をしているのか」

「何のためにこの動きをしているのか」

を意識できているかどうかです。

ただ言われたからやるのと、

自分で意味を持ってやるのとでは、同じ訓練でも中身が変わります。

受け身の動きではなく、

本人の中に少しでも主体性が入ると、体の反応も変わりやすいと感じます。

リハビリは、ただ動かすことだけではなく、

「自分で感じながら動くこと」

がとても大切だと改めて思いました。

3. 麻痺側の腕は、無意識の違和感に大きく関わっている

3つ目は、麻痺側の腕の存在です。

右麻痺がある方の場合、腕に強い硬縮があったり、感覚が薄くなっていたりすることがあります。

そのため、ご本人としてはあまり気にしていないように見えることもあります。

ですが実際には、起き上がりや動作の切り替えの時に、腕の位置はとても大きく影響しています。

たとえば、横向きから起き上がる時に、

  • 肘が自然に体の前へ出てスムーズにいく時

  • 肘や腕が脇腹あたりで引っかかって止まる時


では、動きのしやすさが全く違います。

ご本人が意識していなくても、体はそうした違和感をしっかり感じています。

人間の体は、思っている以上に繊細です。

無意識のうちに「動きやすい」「動きにくい」を感じ取りながら動いています。

だからこそ、麻痺側の腕がどうなっているか、

どこで引っかかっているか、

どこに違和感があるかを丁寧に見ていくことが大切です。

まとめ|小さな違いが大きな変化につながる

今日改めて感じたのは、歩行訓練の中では派手なことよりも、むしろこうした小さなことが大事だということです。

  • 歩く前に間を取ること

  • 何をしているかを意識すること

  • 麻痺側の腕の引っかかりや違和感を見逃さないこと


これらはどれも地味ですが、とても大切です。

歩行は、足だけで決まるものではありません。

気持ちの落ち着き、意識の向け方、腕の位置、体の引っかかり。

そうした全体がつながって、一歩の質が決まっていきます。

これからも、こうした小さな気づきを大切にしながら、

ご利用者様が少しでも安全に、少しでも自分らしく歩けるよう支援していきたいと思います。

人生、もう一度、自分の足で歩こう。

エンゲルハントは、その一歩を支えていきます。

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