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指示を受けるだけでも、人は緊張する

こんにちは。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は、麻痺のある方の訓練を通して改めて感じたことがあります。

それは、訓練の中で指示を受けるだけでも、人は緊張するということです。

指示が入ると、体は自然ではなくなる

訓練では、どうしてもこちらが

  • 右に体重を乗せましょう

  • 足を前に出しましょう

  • もう少し姿勢を起こしましょう


というように、動きの指示を出します。

もちろん、改善のためには必要な声かけです。

ただ、その一方で、指示を受けたご利用者様は、その瞬間に「ちゃんとやらなければ」と意識します。

この「意識する」ということが、時に体を緊張させます。

無意識でできる時ほど、体はリラックスしている

私自身も、日常の中で咄嗟に体を動かす時があります。

たとえばエレベーターの中などで、自然に立ち位置を変えたり、体をよけたりする時です。

そういう時は、いちいち考えていません。

無意識で行っているため、余計な力が入らず、体もリラックスしています。

ところが、「こうしてください」と言われると、人は途端に意識的になります。

意識的になると、頑張ろうとします。

その頑張りが、時に力みや緊張につながることがあります。

麻痺のある方は、その緊張の中で頑張っている

麻痺のある方の訓練では、思うように動かない体を相手にしながら、さらに指示を理解し、動こうとしなければなりません。

つまり、

  • 動きづらさ

  • 意識する難しさ

  • 緊張しやすさ


これらが重なった中で、一つひとつの動作に取り組んでいるわけです。

そう考えると、ご利用者様は本当に頑張っておられるのだと思います。

私たちはつい、動きの結果だけを見てしまいがちです。

ですが、その前に、緊張する状況の中でも挑戦していること自体がすごい。

今日はそのことを改めて感じました。

大切なのは、安心して動ける空気づくり

訓練というと、どうしても「何をやるか」「どう動かすか」に目が向きます。

もちろんそれも大事です。

ですが、それと同じくらい大切なのは、ご利用者様が安心して動ける空気をつくることだと思います。

安心できると、体の力が抜けやすくなります。

力が抜けると、普段より自然な動きが出ることがあります。

だからこそ、ただ指示を出すだけではなく、

  • 焦らせない

  • 急がせない

  • できないことより、できたことを見る

  • 安心して試せる雰囲気をつくる


こうしたことも、訓練の大事な一部なのだと感じています。

まとめ

麻痺のある方の訓練では、動作そのものだけでなく、

「意識すると緊張しやすい」ということも考えながら関わる必要があります。

無意識で動ける時、人の体は意外と自然です。

だからこそ訓練でも、頑張らせすぎるのではなく、

少しでも自然に、少しでも安心して動ける関わりが大切なのだと思います。

これからも、ご利用者様の頑張りをしっかり受け止めながら、

より良い関わり方を考えていきたいと思います。

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