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円背・猫背でも対応は同じではない パーキンソン病の方と加齢による猫背の違い
こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今日は、円背・猫背の方への歩行介助の中で感じた、小さな気づきについてお伝えします。
一見すると同じように見える「猫背」でも、
加齢によるものなのか、病気によるものなのかで、関わり方は大きく変わる
と改めて感じました。
肘を持った手引き歩行で感じた違い
歩行介助の中で、肘を持ちながら手引き歩行を行うことがあります。
この方法を行うと、自然と背中が少し起きやすくなり、体の使い方が変わります。
加齢により背中が丸くなっている方の場合は、
この少し背中を起こした姿勢で歩くことで、
ということがあります。
実際に、背中を少し起こして歩いていただくと、
「楽です」とおっしゃる方もいます。
しかし、パーキンソン病の方では反応が違う
一方で、同じように円背・猫背の姿勢をしていても、
パーキンソン病の方に同じ対応をすると、逆にきつくなることがある
と感じました。
肘を持って歩くこと自体は楽でも、
背中を起こすようにすると、
「きついです」
「苦しいです」
という反応が出ることがあります。
これは、やはりパーキンソン病特有の筋肉の固さや緊張の強さが関係しているのだと思います。
なぜ同じ猫背でも違うのか
加齢による猫背の場合、筋肉や関節の柔軟性がある程度残っていれば、
背中を少し起こすことで体への負担が分散され、結果として楽になることがあります。
しかし、パーキンソン病の方は、
といった特徴があります。
そのため、縮こまっている筋肉を無理に伸ばすような形になると、
かえって痛みや苦しさにつながることがあります。
つまり、見た目は同じ「背中が丸い姿勢」でも、
中で起きていることは全く違うのです。
起こしていい猫背と、起こしすぎない方がいい猫背
ここで大切なのは、
猫背だからといって一律に背中を伸ばせばいいわけではない
ということです。
大まかに言えば、
背中を少し起こした方が楽になる方
あまり起こしすぎない方がよい方
この見極めがとても大切だと感じています。
それでも「顔」は上がった方がいいことが多い
背中は無理に起こさない方がいい場合でも、
顔や視線は少し上がった方がよいことは多いです。
視線が下がりすぎると、
ということがあります。
ですので、
背中は無理に起こしすぎない
でも顔や視線は少し上を向けるようにする
こうした細かな調整が、歩きやすさにつながることがあります。
大切なのは「正しい形」より「その方が楽かどうか」
現場ではつい、
「姿勢はこうあるべき」
「背中は伸ばした方がいい」
と思いがちです。
でも本当に大切なのは、
その方の体にとって楽なのか、苦しいのか
だと思います。
そうした反応を見ながら、その場で調整していくことが大切です。
まとめ
同じ円背・猫背でも、
では、対応の仕方が変わります。
背中を起こした方が楽な方もいれば、起こしすぎない方が良い方もいる。
だからこそ、一人ひとりの体の反応を見ながら、
ちょうどよいところを探ることが必要です。
これからもエンゲルハントでは、
「こうすべき」ではなく、
その方の体に合った歩行と姿勢の支援を大切にしていきたいと思います。
人生、もう一度、自分の足で歩こう。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今日は、円背・猫背の方への歩行介助の中で感じた、小さな気づきについてお伝えします。
一見すると同じように見える「猫背」でも、
加齢によるものなのか、病気によるものなのかで、関わり方は大きく変わる
と改めて感じました。
肘を持った手引き歩行で感じた違い
歩行介助の中で、肘を持ちながら手引き歩行を行うことがあります。
この方法を行うと、自然と背中が少し起きやすくなり、体の使い方が変わります。
加齢により背中が丸くなっている方の場合は、
この少し背中を起こした姿勢で歩くことで、
- 体が楽になる
- 歩きやすくなる
- 姿勢が安定しやすくなる
ということがあります。
実際に、背中を少し起こして歩いていただくと、
「楽です」とおっしゃる方もいます。
しかし、パーキンソン病の方では反応が違う
一方で、同じように円背・猫背の姿勢をしていても、
パーキンソン病の方に同じ対応をすると、逆にきつくなることがある
と感じました。
肘を持って歩くこと自体は楽でも、
背中を起こすようにすると、
「きついです」
「苦しいです」
という反応が出ることがあります。
これは、やはりパーキンソン病特有の筋肉の固さや緊張の強さが関係しているのだと思います。
なぜ同じ猫背でも違うのか
加齢による猫背の場合、筋肉や関節の柔軟性がある程度残っていれば、
背中を少し起こすことで体への負担が分散され、結果として楽になることがあります。
しかし、パーキンソン病の方は、
- 筋肉が固くなりやすい
- 体幹がこわばりやすい
- 薬の影響や病状によって動きづらさが強い
といった特徴があります。
そのため、縮こまっている筋肉を無理に伸ばすような形になると、
かえって痛みや苦しさにつながることがあります。
つまり、見た目は同じ「背中が丸い姿勢」でも、
中で起きていることは全く違うのです。
起こしていい猫背と、起こしすぎない方がいい猫背
ここで大切なのは、
猫背だからといって一律に背中を伸ばせばいいわけではない
ということです。
大まかに言えば、
背中を少し起こした方が楽になる方
- 加齢による円背
- 姿勢保持力がまだ残っている方
- 背中を起こすことで重心が整いやすい方
あまり起こしすぎない方がよい方
- パーキンソン病などで筋緊張が強い方
- 背中を起こすと苦しさや痛みが出る方
- 無理な修正で動きが悪くなる方
この見極めがとても大切だと感じています。
それでも「顔」は上がった方がいいことが多い
背中は無理に起こさない方がいい場合でも、
顔や視線は少し上がった方がよいことは多いです。
視線が下がりすぎると、
- 体全体がさらに丸くなりやすい
- 呼吸が浅くなりやすい
- 歩く意欲まで落ちやすい
ということがあります。
ですので、
背中は無理に起こしすぎない
でも顔や視線は少し上を向けるようにする
こうした細かな調整が、歩きやすさにつながることがあります。
大切なのは「正しい形」より「その方が楽かどうか」
現場ではつい、
「姿勢はこうあるべき」
「背中は伸ばした方がいい」
と思いがちです。
でも本当に大切なのは、
その方の体にとって楽なのか、苦しいのか
だと思います。
- 背中を起こしたら呼吸はどうか
- 表情はどうか
- 歩きやすさはどうか
- 本人が楽と言うか、きついと言うか
そうした反応を見ながら、その場で調整していくことが大切です。
まとめ
同じ円背・猫背でも、
- 加齢によるもの
- パーキンソン病によるもの
では、対応の仕方が変わります。
背中を起こした方が楽な方もいれば、起こしすぎない方が良い方もいる。
だからこそ、一人ひとりの体の反応を見ながら、
ちょうどよいところを探ることが必要です。
これからもエンゲルハントでは、
「こうすべき」ではなく、
その方の体に合った歩行と姿勢の支援を大切にしていきたいと思います。
人生、もう一度、自分の足で歩こう。