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肘つき歩行器は「楽に歩ける」道具。でも、その先を見据えることが大切です

こんにちは。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は、腰痛のあるご利用者様のリハビリを通して感じたことをお伝えします。

奥様が怒っていた理由

このご利用者様は、これまで奥様が車椅子を押して支えていたそうです。

ところが最近になって、「車椅子には触ってはいけない」と言われたとのことでした。

それを聞いて、奥様はかなりお怒りでした。

たしかに、3か月も経ってからそのように言われたら、

「それならもっと早く教えてほしかった」

と思うのは当然だと思います。

ご家族は、少しでも良くなってほしいという思いで関わっておられます。

だからこそ、伝えるタイミングや説明の仕方はとても大事だと感じます。

肘つき歩行器は、力が弱くても歩きやすい

今回、ご本人は肘つきの歩行器を使って、室内を3周歩かれたそうです。

この歩行器の良いところは、

上半身で体を支えやすいため、足の力が十分でなくても歩きやすいことです。

実際に見ていても、肘つき歩行器は非常に優れた道具だと感じました。

体力が落ちている方、腰痛がある方、足元に不安がある方にとって、最初の一歩を引き出しやすい道具です。

便利な反面、注意したいこと

ただし、良いことばかりではありません。

肘つき歩行器は、肘に体重を預けやすいという特徴があります。

それ自体は安全性につながる面もありますが、預けすぎると今度は足にしっかり体重が乗らなくなることがあります。

歩行の本来の目的は、

ただ移動することだけではなく、

足で体を支える力を少しずつ取り戻していくことでもあります。

そのため、

  • 肘や手に頼る部分

  • 足で支える部分


このバランスを、ご本人の状態に合わせて調整していくことが大切です。

歩行の段階をどう考えるか

私としては、

肘つき歩行器 → シルバーカー → 杖歩行

という流れで、少しずつ段階を上げていけると理想的だと感じています。

もちろん、これは全員が同じように進めるわけではありません。

腰痛の強さ、姿勢、歩行器の高さ、体力、恐怖心などによって変わります。

特に腰痛のある方は、道具が変わることで楽になることもあれば、逆に負担が増えることもあります。

ですから、ただ道具を変えるのではなく、高さや使い方を工夫しながら確認していくことが必要です。

少しでも歩くことが、体を変えるきっかけになる

歩ける方が、室内を3周でも4周でも歩く。

この積み重ねはとても大きいです。

最初は道具に助けてもらいながらでもいい。

でも、その中で少しずつ、

「自分の足で支える時間」

を増やしていく。

それが結果的に、歩行力の改善だけでなく、腰痛の軽減にもつながっていく可能性があります。

まとめ

肘つき歩行器は、力が弱い方でも歩きやすい、とても良い道具です。

ただし、使い方によっては足への荷重が減りすぎることもあるため、注意が必要です。

大切なのは、

安全に歩けることと、

その先の歩行改善につなげること。

エンゲルハントでは、ただ歩ければいいではなく、

その方が少しでも自分の足で歩く力を取り戻せるように、状態に合わせた関わりを大切にしています。

少しでも皆さまの歩行のお力になれるよう、これからも頑張ってまいります。

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