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夢の中のマジックショーが教えてくれた、歩行改善の本質

今日は少し不思議な話です。

夢の中で、私はマジックショーのような場面を見ました。

ただの夢と言ってしまえばそれまでですが、目が覚めた後に「これは大事なヒントかもしれない」と感じたので、残しておきたいと思います。

夢の中で印象に残ったのは、2つの場面でした。

ひとつ目は、片足立ちです。

何もない場所で片足立ちをすると、多くの人は不安定になります。

フラフラして、「倒れそう」「怖い」という感覚が出ます。

ところが、壁や椅子に少し触れるだけで、急に安定します。

しっかり体重を預けているわけではないのに、それだけで立ちやすくなる。

これは、リハビリの現場でもとても大切なことだと思います。

高齢になると、手すりにつかまる。

杖をつく。

壁に手を添える。

誰かの手に少し触れる。

こうしたことは、単なる“補助”ではありません。

人は、ほんの少し安心できるものがあるだけで、体の使い方が変わるのです。

ライトタッチという考え方がありますが、まさにそれです。

少し触れているだけで、体は「大丈夫」と感じる。

その安心感が、立つことや歩くことにつながっていく。

もうひとつ印象に残ったのは、シルバーカーでした。

夢の中では、シルバーカーを押して歩いているうちに、背中がどんどん丸くなっていきました。

そして、手を離した時には、その丸い姿勢がそのまま体に残っていました。

シルバーカー自体は、とても大切な道具です。

移動の不安を減らし、外に出るきっかけにもなります。

ただ一方で、使い方によっては、体が道具に合わせすぎてしまうこともあります。

前かがみで押す癖がつくと、その姿勢が日常の体にも残ってしまう。

すると、背中が丸まり、視線が下がり、歩幅も狭くなりやすい。

つまり、道具は人を助ける一方で、使い方次第では体の動きを固定してしまうこともあるのです。

私はこの夢を通して、あらためて思いました。

歩行改善というのは、筋力だけの話ではない。

支えの質、安心感、道具の使い方、姿勢の癖。

そうしたものが全部つながって、「歩ける」「歩きにくい」を作っているのだと。

そしてもうひとつ感じたのは、これをもっと“伝わる形”で届けたいということです。

ただ説明するだけではなく、

ちょっとした実演や、笑いを交えた見せ方の中で、

「なるほど、そういうことか」と気づいてもらう。

それは、施術とはまた違う形の支援だと思います。

人は、わかった瞬間に変わることがあります。

体も、心もです。

今回の夢は、私にとって

「見せて伝えることの大切さ」

を教えてくれたように思います。

これからも私は、ただ揉む、ただ動かすだけではなく、

ご利用者さんが自分の体に気づき、

「これなら歩けるかもしれない」

と思えるような関わりを大事にしていきたいと思います。

人は、少しの支えがあるだけで立てる。

そして、安心できると一歩が出る。

そんなことを、夢の中のマジックショーが教えてくれました。

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