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タオルを入れる前に考えたいこと その安定は、本当に本人のためになっているか
こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今日は、車椅子で生活されているご利用者様への対応の中で感じたことをお伝えします。
その方は、座位で体が右に傾きやすい方です。
施術後にベッドから車椅子へ移乗し、姿勢を整える場面がありました。
このようなケースでは、現場でよく右側にタオルを入れて傾きを支えるという対応が行われます。
実際に、それによって一時的に安定しやすくなることもあります。
しかし私は、こうした対応について常に意識していることがあります。
それは、
「タオルを入れること自体が目的になっていないか」
ということです。
タオルにはメリットもあるが、デメリットもある
まず大前提として、タオルを入れることが悪いわけではありません。
必要な場面では、当然必要です。
たとえば、
こうした場面では、タオルが助けになることがあります。
ただし、タオルにはデメリットもあります。
隙間を埋めすぎることで、本人が自分で体を動かす余地まで奪ってしまうことがあるのです。
その場では安定して見えても、
長い目で見ると、
といったことにつながる可能性があります。
本当に大切なのは、まずポジショニング
私が大事だと思うのは、
最初からタオルで埋めることではなく、まずポジショニングをしっかり整えることです。
座り方、骨盤の位置、背中の支え方、足の接地。
こうした土台が整うと、無理にタオルを詰め込まなくても安定しやすくなることがあります。
そして何より、
必要最小限の支えにとどめることで、
本人が少しでも自分で動ける余地を残すことができます。
この「少し動ける」という余地が、とても大切です。
暗黙の了解でタオルを入れない
現場では、
「傾いているから、とりあえずタオルを入れる」
という流れが、無意識に習慣化していることがあります。
ですが、本来は毎回考えるべきです。
こうした視点を持たずに、ただ決まりのように入れてしまうと、
本人の自由や可能性を奪ってしまうことがあります。
自立支援は、一人ひとりの観察から始まる
介護の現場では「自立支援」がよく言われます。
しかし、自立支援は言葉だけでは実現しません。
本当に必要なのは、
一人ひとりが目の前のご利用者様を観察し、考え、工夫することだと思います。
言われたからやる。
いつもそうしているからやる。
ではなく、
この人にとって、どうしたらもっと楽か。
どうしたら少しでも自由に動けるか。
そこを考え続けることが、
本当の意味での支援につながるのではないでしょうか。
まとめ
タオルは、使い方次第で助けにもなります。
しかし、何も考えずに使えば、自由を奪うことにもなります。
だからこそ大切なのは、
この積み重ねが、
「ただ座らせる介護」ではなく、
「動ける可能性を残す介護」につながると思います。
エンゲルハントでは、
こうした小さな違いを大切にしながら、
ご利用者様の自由と可能性を少しでも引き出せる関わりを目指しています。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今日は、車椅子で生活されているご利用者様への対応の中で感じたことをお伝えします。
その方は、座位で体が右に傾きやすい方です。
施術後にベッドから車椅子へ移乗し、姿勢を整える場面がありました。
このようなケースでは、現場でよく右側にタオルを入れて傾きを支えるという対応が行われます。
実際に、それによって一時的に安定しやすくなることもあります。
しかし私は、こうした対応について常に意識していることがあります。
それは、
「タオルを入れること自体が目的になっていないか」
ということです。
タオルにはメリットもあるが、デメリットもある
まず大前提として、タオルを入れることが悪いわけではありません。
必要な場面では、当然必要です。
たとえば、
- そのままでは姿勢保持が難しいとき
- 不安感が強いとき
- 一時的に支えが必要なとき
こうした場面では、タオルが助けになることがあります。
ただし、タオルにはデメリットもあります。
隙間を埋めすぎることで、本人が自分で体を動かす余地まで奪ってしまうことがあるのです。
その場では安定して見えても、
長い目で見ると、
- 自分で姿勢を修正する力が出にくくなる
- 体を動かす自由が減る
- 拘束に近い状態になる
- 自立を妨げる
といったことにつながる可能性があります。
本当に大切なのは、まずポジショニング
私が大事だと思うのは、
最初からタオルで埋めることではなく、まずポジショニングをしっかり整えることです。
座り方、骨盤の位置、背中の支え方、足の接地。
こうした土台が整うと、無理にタオルを詰め込まなくても安定しやすくなることがあります。
そして何より、
必要最小限の支えにとどめることで、
本人が少しでも自分で動ける余地を残すことができます。
この「少し動ける」という余地が、とても大切です。
暗黙の了解でタオルを入れない
現場では、
「傾いているから、とりあえずタオルを入れる」
という流れが、無意識に習慣化していることがあります。
ですが、本来は毎回考えるべきです。
- 今、この方に本当に必要か
- どこまで支える必要があるか
- タオルがなくても安定する方法はないか
- 体を動かせる余地を残せないか
こうした視点を持たずに、ただ決まりのように入れてしまうと、
本人の自由や可能性を奪ってしまうことがあります。
自立支援は、一人ひとりの観察から始まる
介護の現場では「自立支援」がよく言われます。
しかし、自立支援は言葉だけでは実現しません。
本当に必要なのは、
一人ひとりが目の前のご利用者様を観察し、考え、工夫することだと思います。
言われたからやる。
いつもそうしているからやる。
ではなく、
この人にとって、どうしたらもっと楽か。
どうしたら少しでも自由に動けるか。
そこを考え続けることが、
本当の意味での支援につながるのではないでしょうか。
まとめ
タオルは、使い方次第で助けにもなります。
しかし、何も考えずに使えば、自由を奪うことにもなります。
だからこそ大切なのは、
- まずポジショニングを整えること
- タオルは必要最小限にすること
- 本人が動ける余地を残すこと
- その人に本当に必要かを毎回考えること
この積み重ねが、
「ただ座らせる介護」ではなく、
「動ける可能性を残す介護」につながると思います。
エンゲルハントでは、
こうした小さな違いを大切にしながら、
ご利用者様の自由と可能性を少しでも引き出せる関わりを目指しています。