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マットを忘れたことで気づいた、仙骨の痛みを和らげる小さな工夫

こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今日は、訪問先のご自宅での施術中に気づいた、仙骨部の痛みを和らげる小さな工夫について書いてみたいと思います。
今回のご利用者様は、パーキンソン病があり、円背傾向の強い方です。
普段は畳の上で施術を行っているのですが、最近「仙骨のあたりが痛い」と訴えられることがありました。
本来であれば、私が持参しているマットを敷いて対応するつもりでした。
ところがその日に限って、うっかりマットを持っていくのを忘れてしまったのです。
施術者としては反省すべきことなのですが、その反省があったからこそ、
「今あるもので何とか楽になっていただけないか」
という意識が強く働いたのだと思います。
施術中、たまたまご利用者様の椅子の下に敷いてあった足元用のマットが目に入りました。
普段からそこにあったものだと思いますが、その日はなぜかそれが強く意識に入ってきました。
そこで、ご利用者様に仰向けになっていただいた状態で、お尻を少し上げてもらい、その足元用のマットを二つ折りにして、仙骨のあたりに当たる部分へ入れてみました。
その後、お身体の感覚を確認すると、
「さっきより楽です」
とのお返事がありました。
畳の上では、仙骨部に圧が集中しやすく、どうしても“点”で当たりやすくなります。
しかし、そこに一枚クッション性のあるものを入れることで、接触面が広がり、圧が分散されます。
その結果、痛みの軽減につながったのだと考えられます。
これは本当に小さな工夫です。
ですが、こうした環境設定のわずかな違いが、ご利用者様の負担を大きく左右することがあります。
施術というと、手技や運動だけが注目されがちですが、実際には
- どこに寝るか
- 何が当たっているか
- どこに圧が集中しているか
- 接地面が点なのか面なのか
こうしたことも、体の楽さに大きく関わっています。
今回は、私自身の「忘れ物」というミスから始まった出来事でした。
ですが、そのミスがあったからこそ、普段見えていなかったものに気づくことができました。
ご利用者様の体を楽にするためには、特別なことだけではなく、
今ある環境の中で何ができるかを丁寧に見ることも大切だと、改めて感じました。
これからも、こうした小さな気づきを大切にしながら、
ご利用者様にとって少しでも安心で楽な時間を提供できるよう努めてまいります。