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姿勢ひとつで、身体の動きは変わる 〜寝たきりの方の施術で感じた小さな気づき〜

こんにちは。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は、寝たきりのご利用者様の施術を通して、あらためて感じたことがありました。

その方は、要介護度が高く、言葉での意思疎通は難しい状態です。

施術の主な目的は、関節拘縮の予防です。

関節が固くなりすぎないように、無理のない範囲で手足を動かし、少しでも身体の状態を保てるように関わらせていただいています。

また、状態を見ながら可能な方には、起立性低血圧などに注意しつつ、座位の姿勢を取っていただくこともあります。

座る姿勢で、腕の動きが変わる

今日、その方に座位を取っていただいた時、上肢を少し動かすような関わりをしました。

その中で気づいたのが、

身体の支え方によって、腕の動きやすさが大きく変わる

ということです。

ご本人は体幹の軸が不安定なため、座位になると、どうしても施術者側に大きくもたれかかるような姿勢になります。

一見すると、支えられて安心しているようにも見えます。

しかし、後ろへもたれかかるような姿勢になると、身体に余分な緊張が入りやすくなり、上肢の可動域も少し狭くなるように感じました。

反対に、身体を少し前へ預けるような姿勢にすると、余分な力が抜け、腕の動きがスムーズになりました。

同じように手を動かしているつもりでも、姿勢が変わるだけで、可動域がまったく違って見えたのです。

「もたれる」と「預ける」は違う

今日感じたのは、

後ろにもたれる姿勢と、

前へ少し身体を預ける姿勢では、身体の反応が違うということです。

後ろにもたれると、身体は支えられているようで、実は緊張が入りやすくなることがあります。

一方で、前へ少し預ける姿勢では、身体の中の余分な力が抜けやすくなり、手足の動きも出やすくなることがあります。

もちろん、寝たきりの方や体幹が不安定な方の場合、転倒の危険があります。

そのため、施術者がしっかりと全身で支えながら、安全に行うことが大前提です。

ただ、今日のように、ほんの少し姿勢を変えるだけで、身体の動きが変わることがあります。

小さな気づきが、ご利用者様の楽につながる

寝たきりの方への施術では、歩行改善のように大きな変化がすぐに見えるわけではありません。

しかし、関節が少し動きやすくなる。

身体の緊張が少し抜ける。

座った時の姿勢が少し楽になる。

そうした小さな変化の積み重ねが、ご利用者様の身体の負担を減らすことにつながると感じています。

今日の気づきは、決して大きなことではないかもしれません。

けれども、

同じ施術でも、姿勢ひとつで身体の反応は変わる

ということを、あらためて実感しました。

これからも、現場での小さな気づきを大切にしながら、ご利用者様の身体が少しでも楽になるように、丁寧に関わっていきたいと思います。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハント

歩行改善コンサルタント

竹下 晃

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