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歩行能力の低下は、筋力だけが原因ではない 〜生活リズムが崩れると、歩く力も落ちていく〜
こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今回は、施設で生活されているパーキンソン病のご利用者様の施術を通して感じたことを書きたいと思います。
テーマは、**「歩行能力と生活リズムの関係」**です。
ベッドで眠る時間が増えてきたご利用者様
最近、あるご利用者様の歩行状態が少しずつ低下してきているように感じています。
以前は、施設内で歩行練習を行うこともできていました。
しかし最近は、体力や筋力の低下が目立ち、歩くこと自体が難しくなってきています。
今日訪問した時も、ご利用者様はベッド上で布団をかけて眠られていました。
私は、寝ている方を無理に起こすことは基本的にしません。
眠っているということは、その方の身体が休息を必要としている場合もあるからです。
ただし、昼間にベッドで布団をかけて本格的に眠る時間が増えてくると、別の問題が出てくることがあります。
それが、昼夜逆転です。
昼間に眠りすぎると、夜に眠れなくなる
高齢の方や、パーキンソン病などの疾患をお持ちの方は、生活リズムが崩れやすいことがあります。
昼間に長時間眠ってしまう。
夜に眠れなくなる。
朝起きても身体が重い。
日中もぼんやりしている。
動く機会が減る。
このような流れが続くと、結果として歩く機会そのものが減ってしまいます。
歩く機会が減れば、当然、体力も筋力も落ちやすくなります。
そして、さらに歩くことが難しくなる。
つまり、歩行能力の低下は、単に足の筋力だけの問題ではありません。
一日の過ごし方そのものが、歩く力に影響するのです。
「仮眠」と「本格的な昼寝」は違う
以前、そのご利用者様はマッサージチェアなどで少し休まれることはありました。
その程度であれば、いわゆる仮眠に近い状態です。
少し休んで、また起きる。
生活の流れの中に戻りやすい休み方です。
しかし、ベッドに入り、布団をかけて、昼間から本格的に眠ってしまうと、身体は夜の睡眠に近い状態に入ってしまいます。
そうなると、夜の睡眠に影響が出る可能性があります。
もちろん、体調が悪い時や疲れが強い時には、しっかり休むことも必要です。
ただ、毎日のように昼間の長時間睡眠が続く場合は、歩行能力や生活リズムの面からも注意が必要だと感じます。
歩行改善に必要なのは、施術だけではない
歩行改善というと、多くの方は筋力訓練やリハビリメニューを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、それも大切です。
しかし、実際の現場では、それ以前に大切なことがあります。
それは、
・朝、起きること
・日中、座って過ごす時間を作ること
・食事の時間を整えること
・少しでも身体を動かす機会を作ること
・夜に眠れる生活リズムを守ること
こうした日常の土台です。
どれだけ施術やリハビリを行っても、日中のほとんどを寝て過ごしてしまえば、身体は動かない方向へ進んでしまいます。
反対に、少しでも起きている時間が増えれば、身体に刺激が入ります。
座っているだけでも、体幹や姿勢保持の力は使われます。
声をかけられること、食堂へ行くこと、少し移動することも、すべて生活の中のリハビリになります。
規則正しい生活は、いちばん身近なリハビリ
「規則正しい生活をしましょう」
これは、よく聞く言葉です。
あまりにも当たり前すぎて、軽く見られてしまうこともあります。
しかし、高齢者の歩行能力を守るうえでは、とても大切な原点です。
朝起きる。
昼間はなるべく起きて過ごす。
夜は眠る。
食事の時間を整える。
日中に少しでも身体を動かす。
この基本が整うだけでも、身体の状態は変わりやすくなります。
特にパーキンソン病の方の場合、身体の動きに波があります。
寝起きで身体が動きにくいこともあります。
日中の覚醒状態によって、歩行のしやすさが変わることもあります。
だからこそ、生活リズムを整えることは、歩行支援の大切な一部だと考えています。
歩けなくなった時こそ、一日の流れを見る
歩けなくなってきた。
足が出にくくなった。
体力が落ちてきた。
やる気がないように見える。
そういう時、私は足だけを見るのではなく、その方の一日の流れを考えます。
朝は起きられているのか。
昼間はどこで過ごしているのか。
ベッドにいる時間は長くないか。
夜は眠れているのか。
食事は取れているのか。
排泄の不安はないか。
声かけや活動の機会はあるのか。
歩行は、足だけの問題ではありません。
生活全体の結果として、歩く力が現れてきます。
まとめ
今回のご利用者様を通して、改めて感じたことがあります。
それは、歩行改善の原点は、生活リズムを整えることにもあるということです。
筋力をつけることも大切です。
施術をすることも大切です。
歩行練習をすることも大切です。
しかし、その前に、
日中に起きていること。
座る時間を作ること。
夜に眠れるようにすること。
生活のリズムを崩さないこと。
この土台がなければ、歩く力は守りにくくなります。
寝ている方を無理に起こす必要はありません。
ただ、昼間に長く眠ってしまう状態が続いているなら、それは身体からの大切なサインかもしれません。
歩行改善とは、ただ歩く練習をすることではありません。
その方が一日をどう過ごし、どのように身体を使い、どのように生活のリズムを保つか。
そこまで含めて支えることが、本当の意味での歩行支援だと感じています。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントでは、施術だけでなく、ご利用者様の生活全体を見ながら、もう一度その方らしく動ける身体づくりを支援していきます。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今回は、施設で生活されているパーキンソン病のご利用者様の施術を通して感じたことを書きたいと思います。
テーマは、**「歩行能力と生活リズムの関係」**です。
ベッドで眠る時間が増えてきたご利用者様
最近、あるご利用者様の歩行状態が少しずつ低下してきているように感じています。
以前は、施設内で歩行練習を行うこともできていました。
しかし最近は、体力や筋力の低下が目立ち、歩くこと自体が難しくなってきています。
今日訪問した時も、ご利用者様はベッド上で布団をかけて眠られていました。
私は、寝ている方を無理に起こすことは基本的にしません。
眠っているということは、その方の身体が休息を必要としている場合もあるからです。
ただし、昼間にベッドで布団をかけて本格的に眠る時間が増えてくると、別の問題が出てくることがあります。
それが、昼夜逆転です。
昼間に眠りすぎると、夜に眠れなくなる
高齢の方や、パーキンソン病などの疾患をお持ちの方は、生活リズムが崩れやすいことがあります。
昼間に長時間眠ってしまう。
夜に眠れなくなる。
朝起きても身体が重い。
日中もぼんやりしている。
動く機会が減る。
このような流れが続くと、結果として歩く機会そのものが減ってしまいます。
歩く機会が減れば、当然、体力も筋力も落ちやすくなります。
そして、さらに歩くことが難しくなる。
つまり、歩行能力の低下は、単に足の筋力だけの問題ではありません。
一日の過ごし方そのものが、歩く力に影響するのです。
「仮眠」と「本格的な昼寝」は違う
以前、そのご利用者様はマッサージチェアなどで少し休まれることはありました。
その程度であれば、いわゆる仮眠に近い状態です。
少し休んで、また起きる。
生活の流れの中に戻りやすい休み方です。
しかし、ベッドに入り、布団をかけて、昼間から本格的に眠ってしまうと、身体は夜の睡眠に近い状態に入ってしまいます。
そうなると、夜の睡眠に影響が出る可能性があります。
もちろん、体調が悪い時や疲れが強い時には、しっかり休むことも必要です。
ただ、毎日のように昼間の長時間睡眠が続く場合は、歩行能力や生活リズムの面からも注意が必要だと感じます。
歩行改善に必要なのは、施術だけではない
歩行改善というと、多くの方は筋力訓練やリハビリメニューを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、それも大切です。
しかし、実際の現場では、それ以前に大切なことがあります。
それは、
・朝、起きること
・日中、座って過ごす時間を作ること
・食事の時間を整えること
・少しでも身体を動かす機会を作ること
・夜に眠れる生活リズムを守ること
こうした日常の土台です。
どれだけ施術やリハビリを行っても、日中のほとんどを寝て過ごしてしまえば、身体は動かない方向へ進んでしまいます。
反対に、少しでも起きている時間が増えれば、身体に刺激が入ります。
座っているだけでも、体幹や姿勢保持の力は使われます。
声をかけられること、食堂へ行くこと、少し移動することも、すべて生活の中のリハビリになります。
規則正しい生活は、いちばん身近なリハビリ
「規則正しい生活をしましょう」
これは、よく聞く言葉です。
あまりにも当たり前すぎて、軽く見られてしまうこともあります。
しかし、高齢者の歩行能力を守るうえでは、とても大切な原点です。
朝起きる。
昼間はなるべく起きて過ごす。
夜は眠る。
食事の時間を整える。
日中に少しでも身体を動かす。
この基本が整うだけでも、身体の状態は変わりやすくなります。
特にパーキンソン病の方の場合、身体の動きに波があります。
寝起きで身体が動きにくいこともあります。
日中の覚醒状態によって、歩行のしやすさが変わることもあります。
だからこそ、生活リズムを整えることは、歩行支援の大切な一部だと考えています。
歩けなくなった時こそ、一日の流れを見る
歩けなくなってきた。
足が出にくくなった。
体力が落ちてきた。
やる気がないように見える。
そういう時、私は足だけを見るのではなく、その方の一日の流れを考えます。
朝は起きられているのか。
昼間はどこで過ごしているのか。
ベッドにいる時間は長くないか。
夜は眠れているのか。
食事は取れているのか。
排泄の不安はないか。
声かけや活動の機会はあるのか。
歩行は、足だけの問題ではありません。
生活全体の結果として、歩く力が現れてきます。
まとめ
今回のご利用者様を通して、改めて感じたことがあります。
それは、歩行改善の原点は、生活リズムを整えることにもあるということです。
筋力をつけることも大切です。
施術をすることも大切です。
歩行練習をすることも大切です。
しかし、その前に、
日中に起きていること。
座る時間を作ること。
夜に眠れるようにすること。
生活のリズムを崩さないこと。
この土台がなければ、歩く力は守りにくくなります。
寝ている方を無理に起こす必要はありません。
ただ、昼間に長く眠ってしまう状態が続いているなら、それは身体からの大切なサインかもしれません。
歩行改善とは、ただ歩く練習をすることではありません。
その方が一日をどう過ごし、どのように身体を使い、どのように生活のリズムを保つか。
そこまで含めて支えることが、本当の意味での歩行支援だと感じています。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントでは、施術だけでなく、ご利用者様の生活全体を見ながら、もう一度その方らしく動ける身体づくりを支援していきます。