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パーキンソン病の方は、寝不足ひとつで「足が出ない日」がある

こんにちは、訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は、パーキンソン病のご利用者様の施術に伺いました。

その方は、普段は室内を歩かれることもあり、ピックアップ歩行器を使って歩行練習を行うこともあります。

しかし今日は、立ち上がった瞬間にご本人から、

「今日は足が出ない」

という言葉がありました。

お話を伺うと、前日に編み物をされていて、少し寝不足だったとのことでした。

「少しの寝不足」が歩行に大きく影響することがある

健康な方であれば、少し寝不足でも「今日は少しだるいな」程度で済むこともあります。

しかし、パーキンソン病の方や体力が落ちやすい方の場合、その少しの変化が歩行に大きく影響することがあります。

昨日まで歩けていたのに、今日は足が出ない。

歩行器を使えば歩けていたのに、今日は一歩目が出にくい。

このようなことは、現場では珍しくありません。

大切なのは、これを「気持ちの問題」と捉えないことです。

ご本人が頑張っていないわけではありません。

体がその日に出せる力には波があり、睡眠不足、疲労、気分、緊張、気候、生活リズムなど、さまざまな要素が関係します。

歩けない日は、無理に歩かせない選択も大切

今日は、足が出にくい状態でしたので、無理に歩行訓練を行うのではなく、久しぶりにしっかりとマッサージを行いました。

ご本人は、

「気持ちいいわ」
「長くやってもらえてよかったわ」

と、とても喜んでくださいました。

もちろん、歩行練習は大切です。

しかし、足が出ない日に無理をして歩かせることが、必ずしも良い結果につながるとは限りません。

転倒の危険もありますし、ご本人の不安が強くなってしまうこともあります。

そのため、その日の状態を見ながら、

今日は歩く日なのか。
今日は整える日なのか。
今日は休みながら回復を促す日なのか。

その判断がとても大切になります。

頑張っている方には「ご褒美の施術」も必要

そのご利用者様は、普段から編み物をされたり、活動的に過ごされている方です。

日々、できることを続けようと頑張っておられます。

だからこそ、たまには体を休める日があってもいいと思います。

歩くためには、ただ鍛えるだけではなく、体をゆるめること、安心すること、気持ちよさを感じることも大切です。

「今日はよく頑張っている体を整える日」

そういう日があっても良いのではないでしょうか。

訪問リハビリマッサージに必要なのは、臨機応変な判断

訪問の現場では、毎回同じことをすれば良いわけではありません。

昨日できたことが、今日はできない。
先週できなかったことが、今日はできる。
朝は調子が悪かったけれど、施術後に少し動けるようになる。

人の体は、毎日変わります。

特に高齢の方やパーキンソン病の方は、その変化が大きく出ることがあります。

だからこそ、私はその日の表情、声、姿勢、足の出方、体の緊張、気持ちの状態を見ながら、施術内容を調整するようにしています。

歩ける日は歩く。
足が出ない日は無理をしない。
疲れている日は整える。
元気な日は少し挑戦する。

その方にとって、今日一番いい形を探すこと。

それが、訪問リハビリマッサージの大切な役割だと感じています。

まとめ

パーキンソン病の方は、寝不足や疲労など、ほんの少しの変化で歩行状態が大きく変わることがあります。

だからこそ、無理に同じメニューを続けるのではなく、その日の状態に合わせた施術が必要です。

歩行訓練をする日。
マッサージで整える日。
安心して休んでいただく日。

すべてが、その方の生活を支える大切な時間です。

これからも、ご利用者様のその日の状態に合わせて、一番良い形を一緒に探していきたいと思います。

人生、もう一度、自分の足で歩こう。

訪問リハビリマッサージ
エンゲルハント
竹下 晃

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