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道具がなくても、現場で工夫するリハビリ

こんにちは。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は施設で、右麻痺の方のリハビリをさせていただきました。

普段は、階段昇降の練習や足の運びを確認するために、踏み台などの道具を持参しています。
しかし今日は、私がその道具をうっかり忘れてしまいました。

台風の影響で雨のことや時間のことが気になっていたこともありますが、それは言い訳にはなりません。
一つのことが気になると、別の大切なことを忘れてしまう。
自分自身の弱さを感じた出来事でもありました。

道具がないからこそ考える

もちろん、道具がないとできない訓練もあります。
ご利用者様にとって必要な練習ができなくなることもあるため、準備はとても大切です。

ただ一方で、道具がないからこそ、考えることもあります。

「今ある環境で何ができるか」
「この方にとって、今日一番必要な練習は何か」
「施設の中にある階段を、どう安全に活用できるか」

そんなことを考えながら、今日はいつもとは少し違う形でリハビリを行いました。

普段使っている踏み台がない代わりに、実際の階段を使わせていただくことで、より生活に近い形での練習にもなりました。

ルーティーンから外れることで見えるもの

いつも同じ道具、同じ流れ、同じメニューで行うことは安心感があります。
しかし、現場では毎回ご利用者様の状態も違いますし、環境も違います。

だからこそ、時にはルーティーンから外れることで、見えてくるものがあります。

道具に頼りすぎず、その方の体の状態を見て、今できることを探す。
足の出方、体重の乗せ方、姿勢の傾き、表情や疲れ具合。
そういったものを一つひとつ確認しながら、リハビリを組み立てていく。

今日は、私自身も頭に汗をかきながら、現場で工夫する大切さを改めて感じました。

リハビリは道具だけで行うものではない

道具はとても大切です。
安全に、わかりやすく、効果的に訓練を行うためには、必要な道具があります。

しかし、リハビリは道具だけで行うものではありません。

その場の環境をどう使うか。
ご本人の今ある力をどう引き出すか。
無理なく、安全に、少しでも次の一歩につなげるにはどうしたらよいか。

そこを考え続けることが、訪問リハビリマッサージの現場ではとても大切だと感じています。

引き出しを増やし続ける

今回のように、忘れ物は本来あってはいけないことです。
ご利用者様にご迷惑をおかけしないよう、今後はより準備を徹底していきます。

ただ、その中でも「ないならないなりに工夫する」という経験は、自分自身の引き出しを増やす機会にもなりました。

現場では、いつも予定通りにいくとは限りません。
だからこそ、目の前の状況に合わせて、柔軟に考え、工夫しながら、少しでもご利用者様のお力になれるよう努めていきたいと思います。

道具がある時も、ない時も。
大切なのは、その方の可能性をあきらめずに見ること。

これからも、頭と体を使いながら、ご利用者様の「もう一度、自分の足で歩く」を支えてまいります。

訪問リハビリマッサージ
エンゲルハント
竹下 晃

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