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下肢拘縮の方の介助で気づいた「1〜2cmの余白」の大切さ
こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今日は、寝たきりで下肢の拘縮が強い方の施術をさせていただきました。
その方は、膝や股関節が90度以上曲がっている状態です。
それでも、介助をしながら座位を取ることはできます。
ただ、以前から一つ気になっていたことがありました。
それは、ベッド上で座位から臥位へ戻る時に、足がベッドに引っかかってしまうことです。
足を下ろす時はスムーズでも、戻す時に引っかかる
ベッドから座位になる時は、足をベッドの外へ下ろします。
この時は、足を上から下に下ろす動きになるため、比較的スムーズに行えます。
しかし、座位からベッドに寝ていただく時は、下に下りている足をベッド上へ戻す必要があります。
下肢の拘縮が強い方の場合、この時に足がベッドに引っかかりやすくなります。
これまでも、そのことは気になっていました。
ただ、どこかで
「拘縮が強いから仕方がない」
「こういうものなのかな」
と思っていた部分もあったのかもしれません。
自分の介助のクセを見直してみた
今日、改めて自分がどのように介助しているのかを確認してみました。
すると、座位を取った後、私はお尻をしっかり奥へ引くようにしていました。
これは、転倒予防や、お尻が前に滑ってしまうことを防ぐためです。
安全を考えれば、とても大切な動作です。
ただ、そのままの位置で寝ていただこうとすると、足をベッド上に戻すためのスペースが少なくなっていました。
お尻を奥に引きすぎることで、足とベッドの間に“遊び”がなくなっていたのです。
お尻を1〜2cm前に出すだけで、足が上がりやすくなった
そこで今日は、寝ていただく前に、お尻をほんの少しだけ前に出してみました。
距離にすれば、1〜2cmほどです。
たったそれだけのことですが、足とベッドの間に少し空間が生まれました。
その結果、今まで引っかかっていた足が、スムーズにベッド上へ戻せるようになりました。
大きな技術ではありません。
特別な道具を使ったわけでもありません。
ただ、お尻の位置をほんの少し変えただけです。
それでも、ご利用者様の体への負担も、介助する側の負担も変わりました。
体には「余白」と「自由」が必要
今回の気づきで改めて感じたのは、体の動きには“余白”が必要だということです。
足を動かすための空間。
関節が動くための逃げ道。
体が無理なく変化できる自由度。
それが少しでもあると、動きは楽になります。
反対に、どこかが詰まってしまうと、体は動きにくくなります。
今回の場合は、お尻を奥に引きすぎることで、足を戻すための自由度がなくなっていました。
本当に小さなことです。
でも、その小さな違いが、介助のしやすさや、ご利用者様の快適さにつながります。
「当たり前」の中に、まだ改善の余地がある
正直に言えば、
「なぜ今まで気づかなかったのだろう」
という悔しさもありました。
2年近く、同じように介助していた中で、もっと早く気づけたのではないかと思う部分もあります。
でも、現場ではこうした小さな気づきの積み重ねが大切なのだと思います。
当たり前に行っている動作の中にも、まだ改善できることがある。
ご利用者様の体をよく観察し、自分の介助のクセも見直していくことで、より楽で安全な方法が見つかることがあります。
小さな工夫で、少しでも楽に過ごしていただく
訪問リハビリマッサージの現場では、大きな変化ばかりが大切なのではありません。
寝返りが少し楽になる。
座る姿勢が少し安定する。
足が少し引っかからなくなる。
介助される時の不快感が少し減る。
そうした小さな変化が、ご利用者様の日々の快適さにつながります。
これからも、現場での小さな気づきを大切にしながら、ご利用者様が少しでも楽に、安心して過ごせるように努めていきたいと思います。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハント
歩行改善コンサルタント
竹下 晃
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今日は、寝たきりで下肢の拘縮が強い方の施術をさせていただきました。
その方は、膝や股関節が90度以上曲がっている状態です。
それでも、介助をしながら座位を取ることはできます。
ただ、以前から一つ気になっていたことがありました。
それは、ベッド上で座位から臥位へ戻る時に、足がベッドに引っかかってしまうことです。
足を下ろす時はスムーズでも、戻す時に引っかかる
ベッドから座位になる時は、足をベッドの外へ下ろします。
この時は、足を上から下に下ろす動きになるため、比較的スムーズに行えます。
しかし、座位からベッドに寝ていただく時は、下に下りている足をベッド上へ戻す必要があります。
下肢の拘縮が強い方の場合、この時に足がベッドに引っかかりやすくなります。
これまでも、そのことは気になっていました。
ただ、どこかで
「拘縮が強いから仕方がない」
「こういうものなのかな」
と思っていた部分もあったのかもしれません。
自分の介助のクセを見直してみた
今日、改めて自分がどのように介助しているのかを確認してみました。
すると、座位を取った後、私はお尻をしっかり奥へ引くようにしていました。
これは、転倒予防や、お尻が前に滑ってしまうことを防ぐためです。
安全を考えれば、とても大切な動作です。
ただ、そのままの位置で寝ていただこうとすると、足をベッド上に戻すためのスペースが少なくなっていました。
お尻を奥に引きすぎることで、足とベッドの間に“遊び”がなくなっていたのです。
お尻を1〜2cm前に出すだけで、足が上がりやすくなった
そこで今日は、寝ていただく前に、お尻をほんの少しだけ前に出してみました。
距離にすれば、1〜2cmほどです。
たったそれだけのことですが、足とベッドの間に少し空間が生まれました。
その結果、今まで引っかかっていた足が、スムーズにベッド上へ戻せるようになりました。
大きな技術ではありません。
特別な道具を使ったわけでもありません。
ただ、お尻の位置をほんの少し変えただけです。
それでも、ご利用者様の体への負担も、介助する側の負担も変わりました。
体には「余白」と「自由」が必要
今回の気づきで改めて感じたのは、体の動きには“余白”が必要だということです。
足を動かすための空間。
関節が動くための逃げ道。
体が無理なく変化できる自由度。
それが少しでもあると、動きは楽になります。
反対に、どこかが詰まってしまうと、体は動きにくくなります。
今回の場合は、お尻を奥に引きすぎることで、足を戻すための自由度がなくなっていました。
本当に小さなことです。
でも、その小さな違いが、介助のしやすさや、ご利用者様の快適さにつながります。
「当たり前」の中に、まだ改善の余地がある
正直に言えば、
「なぜ今まで気づかなかったのだろう」
という悔しさもありました。
2年近く、同じように介助していた中で、もっと早く気づけたのではないかと思う部分もあります。
でも、現場ではこうした小さな気づきの積み重ねが大切なのだと思います。
当たり前に行っている動作の中にも、まだ改善できることがある。
ご利用者様の体をよく観察し、自分の介助のクセも見直していくことで、より楽で安全な方法が見つかることがあります。
小さな工夫で、少しでも楽に過ごしていただく
訪問リハビリマッサージの現場では、大きな変化ばかりが大切なのではありません。
寝返りが少し楽になる。
座る姿勢が少し安定する。
足が少し引っかからなくなる。
介助される時の不快感が少し減る。
そうした小さな変化が、ご利用者様の日々の快適さにつながります。
これからも、現場での小さな気づきを大切にしながら、ご利用者様が少しでも楽に、安心して過ごせるように努めていきたいと思います。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハント
歩行改善コンサルタント
竹下 晃