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座ってできる体操も、全身運動につなげる

こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。

今日は在宅で、右膝の痛みがある97歳の女性のご利用者様に施術をさせていただきました。

主な症状は右膝の痛みですが、腰の張りやむくみもあり、日常生活の中で体を動かす機会をどう作るかが大切な方です。

以前、ご本人から、

「自分でできる体操を教えてほしい」

というお話がありました。

そこで今日は改めて、

「どんな体操をやってみたいですか?」

と確認させていただきました。

すると、

「座ってできる体操がいい」

とのことでした。

たくさん教えるより、まず一つ覚えやすいものを

座ってできる体操にも、いろいろな種類があります。

腕を動かす体操。
足を動かす体操。
指先を使う体操。
体をひねる体操。

いくつかお伝えすることもできますが、高齢の方に一度にたくさんお伝えすると、かえって混乱してしまうこともあります。

そこで今日は、一番わかりやすく、全身につながりやすい運動として、

ボート漕ぎ体操

をお伝えしました。

ボート漕ぎ体操の良いところ

ボートを漕ぐ動きは、一見すると腕の運動のように見えます。

しかし実際には、腕だけではありません。

足で踏ん張る。
体幹を前後に動かす。
背中を使う。
首や頭の位置を整える。
呼吸も入りやすくなる。

このように、座ったままでも全身を連動させることができます。

私は、できるだけ「部分だけを動かす運動」よりも、「体全体がつながる運動」を大切にしています。

なぜなら、歩くという動作そのものが、足だけで行うものではないからです。

歩く時には、足、骨盤、体幹、腕、首、目線、呼吸など、すべてが関係しています。

だからこそ、座って行う体操でも、できるだけ全身が連動するものを選びたいと考えています。

足の位置で負荷は変わる

ボート漕ぎ体操は、足の置き方によって負荷が変わります。

足を手前に引く。
足を真ん中に置く。
足を少し前に出す。

それだけでも、膝や腰にかかる負担は変わります。

膝に痛みがある方、腰に張りがある方の場合は、無理に大きく動かす必要はありません。

腰が痛くなるようであれば、小さな動きで十分です。

大切なのは、痛みを我慢して頑張ることではなく、痛みが出ない範囲で、気持ちよく体を動かすことです。

首や目線も一緒に使う

ボート漕ぎ体操では、腕や体幹だけでなく、首や頭の動きも大切です。

引く時には少し首を引く。
前に出す時には、軽くあごを上げる。
真ん中に戻る時には、首もまっすぐに戻す。

このように行うことで、頭から足先までがつながりやすくなります。

ただ座って腕を動かすだけではなく、全身を一つの流れとして動かすことがポイントです。

簡単で、楽で、続けられるものを

ご利用者様から、

「家で何をしたらいいですか?」
「どんな体操がいいですか?」

と質問をいただけるのは、とてもありがたいことです。

その方が、自分の体を少しでも良くしたいと思っている証拠でもあります。

だからこそ、こちらも難しいことを押し付けるのではなく、その方の体の状態に合わせて、できるだけ簡単で、楽で、効果につながりやすいものをお伝えしたいと思っています。

体操は、たくさんやれば良いというものではありません。

その方に合ったものを、無理なく、少しずつ続けることが大切です。

座っていても、歩く力につながる

座って行う体操でも、やり方によっては歩く力につながります。

足の踏ん張り。
体幹の動き。
腕の振り。
首や目線の使い方。

これらはすべて、歩行に関係しています。

「座っているから意味がない」のではなく、座っている姿勢の中でも、歩くための準備はできます。

これからも、ご利用者様一人ひとりの体の状態に合わせて、無理なく、楽しく、全身につながる運動をお伝えしていきたいと思います。

質問は大歓迎です。

「こんな体操をしたい」
「家でできる運動を知りたい」
「膝や腰に負担が少ない動きが知りたい」

そんな声に対して、私自身がこれまで学んできたこと、現場で感じてきたことを活かしながら、その方に合った形でお伝えしていきます。

少しでも、歩くという目的に向かって進んでいただけるよう、これからもサポートしてまいります。

訪問リハビリマッサージ エンゲルハント
歩行改善コンサルタント
竹下 晃

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