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車椅子生活の方への歩行支援|まずは痛みの軽減と身体の土台づくりから
こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今回は、車椅子で生活されているアルツハイマー型認知症のご利用者様への施術についてです。
ご家族様からは、
「少しでも歩けるようになってほしい」
という強いご希望があります。
ご本人様に対するご家族様の思いがとても強く、私自身もそのお気持ちに少しでも応えたいという思いで関わらせていただいています。
現在のお身体の状態
現在のご利用者様は、車椅子で過ごされており、座位の姿勢が安定しにくい状態です。
座っていても骨盤が前に滑りやすく、いわゆる「ずり落ちる」ような姿勢になりやすい傾向があります。
また、左側に麻痺の影響があり、主に使いやすいのは右手です。
そのため、身体を支える力にも左右差があります。
看護師さんからのお話では、手をついて何とか姿勢を保てる場面もあるとのことでした。
ただ、実際にお身体を確認すると、膝のこわばりや痛みもあり、歩行に向けては簡単ではない状況だと感じました。
歩行の前に必要なこと
ご家族様の願いは「歩けるようになってほしい」ということです。
もちろん、そのお気持ちはとてもよく分かります。
ただし、歩くためには、いきなり歩行練習をするだけでは難しい場合があります。
特に今回のように、
このような状態では、まずは身体の土台を整えることが重要です。
歩行の前には、
「楽に座れる」
「少し姿勢を保てる」
「膝の痛みが少ない」
「足を動かしやすい」
という準備が必要になります。
残っている力を見つける
一方で、希望もあります。
ご本人様は、声かけに対してまったく反応がないわけではありません。
「お尻を上げてください」
とお声かけすると、少し動いてくださる場面があります。
また、週1回入っているPTさんは、足のキック運動などを行ってくださっています。
この足のキック動作も、とても大切な動きです。
膝を伸ばす力、足を前に出す力、身体を支える力につながる可能性があります。
ご本人様が無意識でも足を動かしてくださるのであれば、その動きをうまく活かしていくことが大切だと感じています。
私の役割は「基礎の土台づくり」
今回のようなケースでは、私の役割は、歩行そのものを無理に行うことではなく、まずは身体の状態を整えることだと考えています。
具体的には、
こうした一つひとつの積み重ねです。
歩行という目標は大きいですが、まずはその前段階である「身体の土台」を整えることが大切です。
PTさんとの連携
このご利用者様には、PTさんも週1回入られています。
PTさんが行っている運動や、ご家族様が見せてくださった動画の様子も参考にしながら、私自身も施術の方向性を考えています。
医療・介護の現場では、一人の力だけで大きな変化を出すことは難しいこともあります。
だからこそ、PTさん、看護師さん、ご家族様、そして私たち訪問マッサージ師が、それぞれの立場で連携していくことが大切です。
私は、痛みの軽減や身体の動きやすさを整える部分で、少しでもお力になれればと思っています。
小さな変化を積み重ねる
歩行がすぐに可能になるかどうかは、正直なところ簡単には言えません。
現在の状態を見る限り、厳しい部分もあります。
しかし、だからといって何もできないわけではありません。
少し痛みが減る。
少し膝が動かしやすくなる。
少し座る姿勢が安定する。
少しお尻を上げる動きが出る。
その小さな変化が、ご本人様の生活の質を高めることにつながります。
そして、その積み重ねの先に、ご家族様が願う「歩く」という目標へ、少しでも近づける可能性があると考えています。
これからも、ご本人様の状態を丁寧に見ながら、無理をせず、できることを一つずつ積み重ねていきたいと思います。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハント
竹下
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今回は、車椅子で生活されているアルツハイマー型認知症のご利用者様への施術についてです。
ご家族様からは、
「少しでも歩けるようになってほしい」
という強いご希望があります。
ご本人様に対するご家族様の思いがとても強く、私自身もそのお気持ちに少しでも応えたいという思いで関わらせていただいています。
現在のお身体の状態
現在のご利用者様は、車椅子で過ごされており、座位の姿勢が安定しにくい状態です。
座っていても骨盤が前に滑りやすく、いわゆる「ずり落ちる」ような姿勢になりやすい傾向があります。
また、左側に麻痺の影響があり、主に使いやすいのは右手です。
そのため、身体を支える力にも左右差があります。
看護師さんからのお話では、手をついて何とか姿勢を保てる場面もあるとのことでした。
ただ、実際にお身体を確認すると、膝のこわばりや痛みもあり、歩行に向けては簡単ではない状況だと感じました。
歩行の前に必要なこと
ご家族様の願いは「歩けるようになってほしい」ということです。
もちろん、そのお気持ちはとてもよく分かります。
ただし、歩くためには、いきなり歩行練習をするだけでは難しい場合があります。
特に今回のように、
- 座位姿勢が安定しにくい
- 骨盤が前に滑りやすい
- 膝が伸びにくい
- 膝に痛みがある
- 麻痺の影響がある
- 認知症により指示理解に波がある
このような状態では、まずは身体の土台を整えることが重要です。
歩行の前には、
「楽に座れる」
「少し姿勢を保てる」
「膝の痛みが少ない」
「足を動かしやすい」
という準備が必要になります。
残っている力を見つける
一方で、希望もあります。
ご本人様は、声かけに対してまったく反応がないわけではありません。
「お尻を上げてください」
とお声かけすると、少し動いてくださる場面があります。
また、週1回入っているPTさんは、足のキック運動などを行ってくださっています。
この足のキック動作も、とても大切な動きです。
膝を伸ばす力、足を前に出す力、身体を支える力につながる可能性があります。
ご本人様が無意識でも足を動かしてくださるのであれば、その動きをうまく活かしていくことが大切だと感じています。
私の役割は「基礎の土台づくり」
今回のようなケースでは、私の役割は、歩行そのものを無理に行うことではなく、まずは身体の状態を整えることだと考えています。
具体的には、
- 膝の痛みを少しでも軽減する
- 股関節や膝まわりのこわばりを和らげる
- 骨盤や体幹の位置を整える
- 座位姿勢を保ちやすくする
- 足が動きやすい状態をつくる
- ご本人様が反応しやすい声かけや動きを探す
こうした一つひとつの積み重ねです。
歩行という目標は大きいですが、まずはその前段階である「身体の土台」を整えることが大切です。
PTさんとの連携
このご利用者様には、PTさんも週1回入られています。
PTさんが行っている運動や、ご家族様が見せてくださった動画の様子も参考にしながら、私自身も施術の方向性を考えています。
医療・介護の現場では、一人の力だけで大きな変化を出すことは難しいこともあります。
だからこそ、PTさん、看護師さん、ご家族様、そして私たち訪問マッサージ師が、それぞれの立場で連携していくことが大切です。
私は、痛みの軽減や身体の動きやすさを整える部分で、少しでもお力になれればと思っています。
小さな変化を積み重ねる
歩行がすぐに可能になるかどうかは、正直なところ簡単には言えません。
現在の状態を見る限り、厳しい部分もあります。
しかし、だからといって何もできないわけではありません。
少し痛みが減る。
少し膝が動かしやすくなる。
少し座る姿勢が安定する。
少しお尻を上げる動きが出る。
その小さな変化が、ご本人様の生活の質を高めることにつながります。
そして、その積み重ねの先に、ご家族様が願う「歩く」という目標へ、少しでも近づける可能性があると考えています。
これからも、ご本人様の状態を丁寧に見ながら、無理をせず、できることを一つずつ積み重ねていきたいと思います。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハント
竹下