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痛みがある方の移乗は「安心できる環境づくり」が大切です
- こんにちは。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハントの竹下です。
今回は、認知症があり、両膝の関節拘縮と痛みがある方の施術の中で、改めて学ばせていただいたことをお伝えします。
車椅子からベッドへの移乗で感じたこと
その方は、両膝に痛みがあり、関節の動きにも制限があるため、車椅子からベッドへの移乗がとても大変な状態でした。
今回、車椅子の正面に手すりがある環境と、手すりがない環境の両方で移乗動作を確認させていただきました。
そこで改めて感じたのは、痛みがある方、特に膝に不安を抱えている方にとっては、目の前に手すりがあるだけで安心感が大きく変わるということです。
手すりがあることで身体の緊張が変わる
手すりがない状態での移乗は、健康な方にとっては自然な動作かもしれません。
また、訓練として考えれば、あえて支えを少なくして動くことが必要な場面もあります。
しかし、痛みがある方の場合は少し違います。
「転びそうで怖い」
「膝が痛くなりそう」
「立てるか不安」
このような気持ちがあると、身体に余計な力が入ります。
その緊張によって、かえって膝や腰に負担がかかり、痛みを強めてしまうことがあります。
つまり、痛みのある方にとっては、動作そのものの練習よりも先に、安心して動ける環境を整えることが大切になります。
大切なのは「頑張らせること」ではなく「安心して動けること」
介護やリハビリの現場では、つい「できるだけ自分で動いてもらおう」と考えることがあります。
もちろん、ご本人の力を引き出すことは大切です。
しかし、痛みや不安が強い方に対して、支えの少ない環境で無理に動いていただくと、身体は防御反応として硬くなります。
その結果、動きにくくなり、痛みも出やすくなります。
まずは、安心できる環境を作ること。
目の前に手すりがある。
つかまれる場所がある。
身体を預けられる場所がある。
それだけで、ご本人の表情や身体の力み方が変わることがあります。
現場での学びを積み重ねていきます
今回の施術を通して、改めて「環境づくり」の大切さを学ばせていただきました。
移乗動作は、ただ立ち上がって移るだけの動作ではありません。
そこには、痛み、不安、恐怖心、身体の緊張、関節の硬さなど、さまざまな要素が関係しています。
だからこそ、その方にとってどの環境が一番安心して動けるのかを見極めることが大切です。
エンゲルハントでは、これからも現場での一つひとつの気づきを大切にしながら、ご利用者様が少しでも安心して動ける身体づくり、生活動作の改善をサポートしていきます。
訪問リハビリマッサージ エンゲルハント
竹下